ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷 第69作目

おはこんばんにちは! 放送班・制作班・広報班所属文学部3回生の木村英です。

先日推しのライブに参戦してきました。アルバムで聴いたときから大好きで楽しみにしていた楽曲をとんでもない演出で披露されたり、私が変に拗らせ感情を持っちゃってる楽曲のカバーを生で聴いて無事情緒が終わったりしました。

推しは栄養です。


さて。今週の「ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷」のお時間です。69。私はいつもこの数字を見るたびに陰陽太極図みたいだなぁと思ってます。上下逆ですけど。以下テンプレ。

このコラムは”花屋敷”というペンネームを使っている私、木村英が1時間でがんばってラジドラ台本書くぜ!というものです。より詳細な説明は第1作目で無駄に長く書いているので、気になる方はそちらを確認していただけると幸いです。

またチャレンジするにあたり、縛りをつけています。

名前メーカー様:ここで「名字の珍しさ:やや珍しい」と「名前のオプション:全ての名前」を指定して出てきたお名前を、登場人物の1人として出します。

②お題ガチャ様『ひとこと台詞ガチャ』:ガチャ結果で出た台詞を途中で必ず使います。

今回は①名前:加川暖樹(かがわはるき、②「明日が来れば気も晴れるさ」です。なんだかあったかい感じがしますね。以下に載せる台本は1時間で制作したものです。誤字脱字誤用等あるかもしれませんが、お許しを。よ~い、スタート!


人物設定(執筆後作成)

  • 加川暖樹(かがわはるき):背が大きくて優しくて穏やかな少年。
  • 心絽(こころ):生まれつき病弱な雑食本好きの女の子。

モブ「加川くん! ちょっとあそこ取ってくれない? 届かなくて」
暖樹「あぁ、あれ? いいよ」
モブ「加川くん、ほんと背高いね」
暖樹「ははっ、いつでも便利に使ってよ」
モブ「ありがと~」
モブ「加川! 飯食いに行こうぜ」
暖樹「あー悪い、今日は先約あるんだ」
モブ「え、もしかして彼女?」
暖樹「ははっ彼女いないの知ってるだろ~」
モブ「それ嘘くせぇんだもん。わかった、じゃあな~」
暖樹「ん! はい、どうぞ」
モブ「ありがと!」
暖樹「どういたしまして」
心絽「暖樹、手空いた?」
暖樹「あ、心絽。待たせたな」
心絽「ううん、人気者だね」
暖樹「そうかなぁ」
心絽「どこでごはん食べる?」
暖樹「うーん、今日晴れてるから外は怖いし、俺のクラスか、心絽の教室にする?」
心絽「じゃあ私のとこにおいでよ。暖樹、ここにいたらまた誰かに声かけられちゃうでしょ」
暖樹「そんなことはないよ」
心絽「そう? この前すごかったじゃん」
暖樹「この前はまぁ……珍しかったよ」
心絽「今日はこっちおいで」
暖樹「わかった、行かせてもらおうかな」
心絽「うん」

暖樹「心絽の席、角なんだ。いいね」
心絽「いいでしょ、まぁそこ座りなよ」
暖樹「ふはっ、言い方。おまえの席じゃないだろ?」
心絽「ノリ悪いなぁ」
暖樹「ノリの問題?」
心絽「具なんか交換しよ」
暖樹「心絽とごはん食べるといつもなんか交換してる気がする」
心絽「なんか欲しくなっちゃうんだよね」
暖樹「別にいいけどね? 心絽はなにくれるの?」
心絽「何が欲しい? 今日はなんと全部手作り」
暖樹「へぇ! すごいな、じゃあ見せて……全部、全部か……」
心絽「全部手作りでしょ?」
暖樹「まぁ、間違ってはないね。一品しか入ってないけどね」
心絽「昨日の晩ごはん、肉じゃがにしたんだ」
暖樹「いいね、じゃあせっかくだからお肉とジャガイモを1つずつもらおっかな」
心絽「いいよ。私なにもらおっかな」
暖樹「なんでもいいけど……この辺は冷凍詰め込んだだけだよ」
心絽「冷凍もおいしいよ。でもせっかくだから手作り交換しよ、玉子焼き1個ちょうだい」
暖樹「うん、どうぞ。心絽のために今日甘めにしたから、頂いて」
心絽「え。キュン」
暖樹「はは、どうも」
モブ「あれ、心絽の執事がいる」
モブ「いや召使いだろ」
モブ「たしかに! はは!」
心絽「……ころしてこよっかな」
暖樹「やめなよ、ごはん中だよ」
心絽「でも」
暖樹「心絽がもっと元気溌剌に生きればいいんじゃないか?」
心絽「え、私のせい……?」
暖樹「他人に原因を求めるより、自分の中の改善点見つけた方が楽だよ」
心絽「大人だねぇ」
暖樹「そうかな」
モブ「なぁ、召使い。今日こいつ午前中ずっと保健室にいたんだけど、サボらないように言ってくれよ」
モブ「そうそう、ズル休みしてんだよこいつ」
モブ「しかも課題とかも提出してないくせになんも言われてないんだぜ? 特別対応だってよ」
モブ「召使いがちゃんと教育してあげないと、なんもできないんじゃねぇの?」
暖樹「……」
心絽「……あの、暖樹、召使いじゃないんですけど」
モブ「え、俺らとしゃべれたの!? 初めまして~心絽ちゃん」
モブ「召使いじゃないならなに? あ、カレシとか? 全部お世話してもらっちゃって、わがまま彼女じゃん」
心絽「……」
モブ「また黙っちゃった」
暖樹「……なんですぐに恋人にしたがるんだろうな。なぁ、どうでもいいけど、俺たち今ごはん食べてるから、あっちに行っといてくれる?」
モブ「は? お前の方がこっちに来てんじゃん」
暖樹「あぁそう、それは悪かったね。でもこんな教室の隅に何か用? なんもないでしょ」
モブ「……は、なにマジになってんの? うざ、来んなよこっちに」
暖樹「わかったよ、今度からはこっちに来ないよ。それにしても、嫌なクラスだね」
心絽「暖樹」
暖樹「心絽は大丈夫? 俺から先生にでも誰でも言ってやれるけど、録音もしたし」
心絽「大丈夫だよ。あんまり本気にしないで」
暖樹「うーん、それもそうかもね。時間とられる方が無駄だ」
心絽「うん。大丈夫。あの人たちもなにかあったんでしょう、知らないけど。明日が来れば気も晴れるさ
暖樹「……お前に言われたくないなぁ」
心絽「自分にも言ってるよ、大丈夫」


チャレンジ……成功なのかなぁ。

やりたかったのは、普段優しい人がキレたら怖い、っていうのなんですが……。なかなか難しかったです。優しい人を怒らせるのってなかなか難しいですよね。物語でも、現実でも。

最近2人用の台本が多いなぁと思って、複数にしたかったんですが、モブしか登場させられませんでした。複数用台本も作りたいところです。

それでは本日はこのへんで。もしこういう話を読んでみたいとか、もう少し説明してとか、いろいろお話したいこと、聞きたいことがありましたら、コメント欄に書いてくださったらうれしいです!

もうすぐ私の2学期が終わります(まだ終わってなかったんかい)。


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