ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷 第34作目

おはこんばんにちは! 放送班・制作班・広報班所属文学部2回生の木村英です。

本日は観劇に行ってきます。舞台を見るのは久しぶりなのでとてもわくわくそわそわしています。


さて。今週の「ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷」のお時間です。34は優しそうだけどちょっと変なところありそうですよね、2で割ったら素数になるところからそう感じます。以下テンプレ。

このコラムは”花屋敷”というペンネームを使っている私、木村英が1時間でがんばってラジドラ台本書くぜ!というものです。より詳細な説明は第1作目で無駄に長く書いているので、気になる方はそちらを確認していただけると幸いです。

またチャレンジするにあたり、縛りをつけています。

キャラデザお題ガチャ様:登場人物のうち1人をガチャで出た性格・設定にします。

②お題ガチャ様『ひとこと台詞ガチャ』:ガチャ結果で出た台詞を途中で必ず使います。

今回は①性格・設定=元気・耳が良い、②「どっちだと思う?」です。妄想が捗る組み合わせです。元気な子と言われれば、単純に元気っ子にできないのはどうしてなんでしょうか。以下に載せる台本は1時間で制作したものです。誤字脱字誤用等あるかもしれませんが、お許しを。よ~い、スタート!


人物設定(執筆後作成)

  • 青木類(あおきるい):好きな子にアタックできない教室の隅の席に座る男の子。自分の名前を雑草みたいだと思っている。
  • 小日向くるみ(こひなたくるみ):元気で耳が良い女の子。ものしずかな気になる人の声をちゃんと聞きたくて耳を澄ましたら、突然「好きだなぁ」とか聞こえて動揺しまくった。
  • クラスメイト1~6:作者がずぼらかましたせいで名前がつけられなかった類とくるみのクラスメイト。1~4は女の子、5と6は男の子。

青木モノローグ「突然ですが、僕、青木類には好きな人がいます。その子は小日向くるみさん。クラスのムードメーカーで、いつも明るい人」
青木モノローグ「……当然、クラスに馴染めず隅っこの席に閉じこもっているような僕なんかに似合う人じゃないから、見ているだけだけど」
青木モノローグ「ただひっそりと、好きだなぁ、とつぶやく毎日なのです」

クラスメイト1「ねぇくるみ〜今度の休みお祭りあるじゃん、一緒に行かん?」
小日向「えっ、あのお祭り今週末だったっけ? いいねー!」
クラスメイト1「他誰誘う?」
クラスメイト2「私も一緒に行きたーい!」
クラスメイト3「私も私も!」
クラスメイト4「わー私その日もう予定入れちゃったんだよなー……」
クラスメイト5「なんだ小日向たちも行くん? じゃあみんなで行っちゃう?」
クラスメイト6「クラス全員で行っちゃう!?」
クラスメイト1「いいじゃん! ね、くるみ、みんなで行こ!」
小日向「いいね、そうしよ!」
クラスメイト5「じゃ今週土曜、集合場所は駅前でいいだろ?」
クラスメイト4「……あ、駅前に集まるのはやめた方がいいかも(小声)」
クラスメイト2「駅前でいいでしょ、わかりやすいしね!」
クラスメイト5「そうだよな! まぁ全員集合しなくてもあらかた集まったら行ったらいいだろ」
クラスメイト6「全員はこねぇだろ!」
小日向「待って駅前はやめとこ!」
クラスメイト5「は? なんで?」
小日向「え、なんかダメって言ってなかった?」
クラスメイト4「え、あ、うん、あのね、たしか祭りの日、駅前に集まるのやめてほしいって連絡回ってきたよ」
クラスメイト6「禁止ってこと?」
クラスメイト4「禁止ってことではないみたいけど……」
クラスメイト5「じゃいいんじゃね?」
クラスメイト6「駅前以外にどこで集まるよ」
クラスメイト1「アオン前とか?」
クラスメイト4「アオン前は迷惑じゃない?」
クラスメイト5「っ、じゃあどこにしろってんだよ」
クラスメイト4「えっ、な、なんで怒ってんのよ」
小日向「ちょ、ちょ、ちょっと! くだんないことで喧嘩しない! みんなこわがってるよ」
クラスメイト5「ちっ……」
小日向「駅前集合しないでって、あれじゃない? みんな駅前集まろうとするから危なくなるっていうやつじゃない?」
クラスメイト2「あ、そうだよね……地元以外の人も来るもんね」
クラスメイト1「じゃあ駅前じゃなくてアオンでもなくて……」
クラスメイト3「……もうみんな直接行けばよくない?」
小日向「あっはは! そうしようよ、もう。会えるっしょ私たちなら」
クラスメイト4「そうだよね!」
小日向「それでいいでしょ?」
クラスメイト5「……そうだな。じゃあ、土曜日、お前ら会おうな!」
小日向「あんたに会うために行くんじゃないって!」
クラスメイト1「ねぇ、お祭りの日浴衣着ていかない?」
小日向「いーね! 去年のと同じの着ていこうかな」
クラスメイト2「あ、あれかわいいもんね」
小日向「そうでしょ? 気に入ってるんだよね」
クラスメイト1「あー楽しみー!」

青木「祭りか……」
青木モノローグ「僕はきっと今年も祭りには行かないだろう。全員集合たって言ったって、彼らが言うように来ないやつらだっている」
青木モノローグ「そのうちのひとりが僕だ」
青木「小日向さんの浴衣、見たかったな……」
小日向「……青木くん」
青木「……」
小日向「青木くん?」
青木「……えっ!?」
小日向「青木くん、大丈夫?」
青木「だ、大丈夫だよ!」
青木モノローグ「僕に話しかけてたんだ……!」
青木「ど、どうしたの?」
小日向「あ、その、青木くん、さ」
青木「ん? うん」
小日向「土曜日のお祭り、……来る?」
青木「え」
小日向「お祭り、嫌い?」
青木「ぼ、僕が行っても、いいの?」
小日向「え……よくないわけないじゃん! 一緒に遊ぼうよ」
青木「でも、……みんなは僕と遊びたくなんてないよ」
小日向「わ、私が遊びたいの!」
青木「え。……小日向さんが?」
小日向「う……うん」
青木「……なんで?」
小日向「えっ、な、なんで!? えっと、えーっと……」
青木「あ、ごめん! 変なこと聞いちゃったよね。お祭り……そんなに言ってくれるなら、遊びに、行こう、かな」
小日向「ほ、ほんと?」
青木「うん。……でも多分、きっと会えないよ」
小日向「あ、会えるよ! 私Aくんの声聞き逃したりしないもん!」
青木「僕の声?」
小日向「うん。私ね、耳がいいんだよ。Aくんの声だっていつも聞いてるんだから」
青木「な、なんかそれは恥ずかしいな……」
小日向「えへへ、絶対聞き分けできるから。お祭り、来てね」
青木「うん、……わかった。……って、え」
小日向「うん? どうしたの?」
青木「え、もしかして、ずっと聞こえて、た?」
小日向「……なにを?」
青木「……い、いやっ! 聞こえてないならいいんだよ、気にしないで」
小日向「……ど…もう?」
青木「え?」
小日向「……どっちだと思う?

青木モノローグ「そのあと小日向さんは、『お祭りの日に直接言ってくれたら嬉しいな』と僕に言った。今すぐ、穴があったら入りたい」
青木「……でもすごい顔赤くなってて、かわいかったな」
小日向「……それも聞こえてるよ」


チャレンジ成功にしておきましょう!

とても短い台本になってしまいましたし、モブが出しゃばりまくってて、2人用台本というよりは多人数台本みたいになっちゃいました。でも男キャラ、女キャラをそれぞれ1人ずつが演じ分けしながら演じてもいいと思います。

あと今回は、元気っ子を元気っ子のままにできたので満足です。

それにしても私はすぐにいじらしい男の子と女の子をお祭りに連れて行こうとしちゃいますね。私自身は幼馴染みとお祭りに行ったのが最後の記憶です。何年前だっけなぁ。

それでは本日はこのへんで。もしこういう話を読んでみたいとか、もう少し説明してとか、いろいろお話したいこと、聞きたいことがありましたら、コメント欄に書いてくださったらうれしいです!

3学期が始まりました。ゆるやかにペースを戻して、がんばっていきましょう。


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