ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷 第25作目

おはこんばんにちは! 放送班・制作班・広報班所属文学部2回生の木村英です。

大変個人的な話で恐縮なのですが、夏休み中に、推しの配信の切り抜き動画を作りたいなぁと思っているのですが、なんのソフトを使うか悩み中です。スマホでよさそうなアプリは見つけたのですが、できればパソコンでやりたいんですよね。よさそうなのが見つからなかったらAviUtlで作るかパワポで作る羽目になります。


さて。今週の「ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷」のお時間です。第25作目!真面目にがんばれば引退する頃にはこのワンライチャレンジ、100作くらい書けると思うので、今回はその4分の1でございます。以下テンプレ。

このコラムは”花屋敷”というペンネームを使っている私、木村英が1時間でがんばってラジドラ台本書くぜ!というものです。より詳細な説明は第1作目で無駄に長く書いているので、気になる方はそちらを確認していただけると幸いです。

またチャレンジするにあたり、縛りをつけています。

キャラデザお題ガチャ様:登場人物のうち1人をガチャで出た性格・設定にします。

②お題ガチャ様『ひとこと台詞ガチャ』:ガチャ結果で出た台詞を途中で必ず使います。

今回は①性格・設定=元気影が薄い、②「犯人はあいつです、私ではありません」です。元気と影が薄いって両立するのか……?しないわけはないんだろうけど、それを書き表すのは難しそうな気がする……。以下に載せる台本は1時間で制作したものです。誤字脱字誤用等あるかもしれませんが、お許しを。よ~い、スタート!


人物設定(執筆後作成)

  • 鷹居(たかい):元気に口が悪いが影が薄い。フッ軽でコミュ力お化け。ただし急に存在感がなくなる。「空気のようだ」というのは「居なくてはならない存在」という意味の賛辞だと受け取るタイプ。
  • 月里(つきさと):元気に口が悪いが影が薄い。ちょっと高飛車。人間関係に悩むことが多いけど、そのほとんどが自分は関係ない。「え?いたの?いたんならなんか言えばよかったのに」とあとから責められてしまうタイプ。
  • 七瀬(ななせ):苦労人に見えるけど意外とそうじゃない。ちゃんとそこそこいい性格してる。

鷹居「……え、お前だれ?」
月里「は? あなたこそどこの誰なのよ?」
七瀬「いや鷹居と月里、お前ら両方いつからそこにいた?」
鷹居「15分前」
月里「10分前」
七瀬「どっちも気づかなかったわ……」
鷹居「気づかれないなとは思ってた」
月里「せっかく来たのになとは思ってた」
七瀬「もっと存在感出してくんね?」
鷹居「は? 七瀬が気づけよ」
月里「私は普通に生きてるのよ」
七瀬「いや、気づかれない方にも非があるとは思わないか?」
鷹居「全く思わない。七瀬の耳が悪いんじゃないか?」
七瀬「聴力検査はオールオッケーだったぞ?」
鷹居「関係ねぇよ、俺が来ると思って待ってろよ」
七瀬「自己肯定感エベレストですか? こっちは来場者対応で忙しいんだよ」
月里「というか、別に静かに来たつもりもないのよこっちは」
七瀬「でも足音も鳴らしてなくないか?」
月里「普通に鳴ってるわよ。忍び足なんかする必要ないんだし」
七瀬「『お疲れさまです』とか声かけしたか? 大事だぞ、仕事仲間に声かけするのは」
月里「したわよくそ野郎」
七瀬「一応俺雇い主側だぞ?」
月里「しましたよくそ野郎」
七瀬「そこを変えてほしいわけじゃなかったんだよな」
鷹居「なぁ、とっとと仕事教えてくれないか? ヘルプで来てやったんだから」
七瀬「偉そうだなぁ」
月里「ねぇ、そもそもこいつ誰なの? 呼んだの私だけじゃないの?」
七瀬「なんで2人ともキレ気味なんだよ……。はぁ、でもまぁ、たしかにな。えっと、そう、今回は2人をヘルプに呼んだんだ。急だったのに悪いな。まずはお互い軽く自己紹介してくれ」
月里「その前にあなたの名前を教えてくれる? 名札見えるから分かるけど、あなたからは聞いてないわ」
七瀬「……そうだよな!? 電話とかメールとかでは話したけど、実際会ったのは今日が初めてだよな!? ごくごく普通にタメ口使われたから鷹居と同じで元々知り合いだったっけなって思ってたわ」
鷹居「え、そうなん? こいつ失礼じゃん」
七瀬「あ、悪い、呼ばれたからちょっと言ってくる、先にお互い名前とか言っといてくれ」
月里「はぁ? 人様をこいつ呼ばわりする方が失礼ではなくて?」
鷹居「いや初対面の人間、しかも上司に当たる人間にタメ口使う方が失礼だろ、普通に考えて」
月里「この人同回だって知ってたもの。同い年だわ」
鷹居「敬意を払うのは年齢ばかりが関係するんじゃないんだよ。仕事上の立場ってもんがあんだよ。しかも初対面なんだろ? 非常識だろ」
月里「初対面で敬語を使えっておっしゃるなら、あなたも非常識じゃない。あなたのとだって初対面よ」
鷹居「俺らは同じ立場だろ。ヘルプだってことは察せられるし」
月里「私の方が年齢が上かもしれないのよ? 仕事上で同じ立場だからって年齢が違ってたら敬語を使わないといけなくなるでしょ」
七瀬「おいおい戻ってきたら空気最悪じゃねぇか。自己紹介したか?」
月里「こんな失礼で非常識で最低なやつに名乗りたくないわ。あっちが先に言えば考えるけど」
鷹居「いやもうこいつの名前なんて必要ねぇよ。聞きたかねぇ」
七瀬「悪いけど、この仕事連携が大事なんだわ。なにか起きたら全部お前らのせいにするぞ?」
鷹居・月里「「犯人はあいつです、私ではありません」」
七瀬「どっちも犯人だろ」
鷹居「で? あなたの名前は?」
七瀬「あぁ、3回生の七瀬だ。言うの遅れたな。改めて、休日なのに急に呼んで悪かったな。月里も初仕事はもっと先のはずだったのに」
月里「気にしないでいいわ」
七瀬「はい、じゃあお前らが自己紹介しろ」
鷹居「人に名前を聞くなら自分からだよなァ」
七瀬「はい、じゃあこっちが鷹居な。でこっちが月里。どっちも3回生だから同い年だな。仲良くやってくれ。握手するか?」
鷹居・月里「絶対嫌だ」
七瀬「じゃあお互いの名前呼んでみ?
鷹居・月里「嫌」
七瀬「おい。そろそろ大人になれよ?」
鷹居「……月里」
月里「……なによもう、鷹居」
七瀬「よろしい。んじゃあ仕事説明するぞ~。悪いけど移動するぞ、あっちにいろいろ物品あるから」
鷹居「ん」
月里「わかったわ」
七瀬「……あれ、すまん、1個忘れてるもんあるわ。取ってくる」
鷹居「せわしないな」
月里「……鷹居、あなた、よく手伝いに来るの?」
鷹居「ん? うん、来るよ」
月里「……居心地いい?」
鷹居「居心地? まぁいいな。学生バイトで時給低いからメインにはしてないけど、それさえ満足できればこっちメインにしてもよかったなって思う」
月里「ふぅん……」
鷹居「なんだよ」
月里「別に? ……ただ、人が良いところで働きたいから……」
鷹居「今行ってるバイトで人間関係がよくないとか?」
月里「……まぁ、そうね」
鷹居「そんな性格なら仕方ないな」
月里「私のせいじゃないわよ! 私がシフト入る前からずっとギスギスしてるの」
鷹居「じゃあまぁ、時給に不満ないならおすすめだぞ。良い顔しとけよ、今日」
月里「嫌な言い方しかできないのあんた?」
七瀬「あれ? 鷹居と月里どこ行った?」
鷹居・月里「「ここに居るんですけど?」」
七瀬「ぅわ!? お前らなんでそんなに元気なのにそんなに影薄くできるんだよ」
鷹居「七瀬が気づかないだけだろ」
月里「こっちは普通に生きてるのよ」
七瀬「あれ再放送……?」


チャレンジ成功と、まぁ言えるでしょう!

久しぶりの3人用台本です。はじめはこんなに口げんかするつもりじゃなかったんですけど、元気要素をどうやって表すか考えた結果、元気に口げんかしてる2人になってました。なんでー?しかもそうしたら影が薄い要素が最初と最後にしか出てこなくなりました。

ところでこれは関係ないんですが、私の周りにも、登場シーンだけ異様に影が薄くなるソウルメイトがいます。本人は足音も鳴らしてるし影を薄くしたいわけじゃないし視界の死角を突こうとしてるわけでもないと言っているのですが、私にはあの子が急に消えたり登場したりしているようにしか思えません。私にはあの子にも非があるようにしか思えません。半分冗談ですよ。

それでは本日はこのへんで。もしこういう話を読んでみたいとか、もう少し説明してとか、いろいろお話したいこと、聞きたいことがありましたら、コメント欄に書いてくださったらうれしいです!

いつも読んでくださってる方がいらっしゃいましたら、ありがとうございます!


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