ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷 第41作目

おはこんばんにちは! 放送班・制作班・広報班所属文学部2回生の木村英です。

めちゃめちゃ寒くないですか!??急にぐっと冷え込んで泣きそうです。かつては真冬に半袖でもへっちゃらな風の子だった私も、年々寒さに弱くなってきて、先日この冬初めてコートを着ました。それでも寒すぎると思ってマフラーをつけました。ついでにそのとき見つけたヒートテックも着ました。

現代の防寒具ってすごいんだぁ……。


さて。今週の「ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷」のお時間です。第41作目です。40~は落ち着いてはいるけどちょっといたずらっ子な感じもあります。以下テンプレ。

このコラムは”花屋敷”というペンネームを使っている私、木村英が1時間でがんばってラジドラ台本書くぜ!というものです。より詳細な説明は第1作目で無駄に長く書いているので、気になる方はそちらを確認していただけると幸いです。

またチャレンジするにあたり、縛りをつけています。

キャラデザお題ガチャ様:登場人物のうち1人をガチャで出た性格・設定にします。

②お題ガチャ様『ひとこと台詞ガチャ』:ガチャ結果で出た台詞を途中で必ず使います。

今回は①性格・設定=内気・アンドロイド、②「僕はフリー素材じゃないぞ!」です。アンドロイドと言えばデトロイトを思い出す人間です。アンドロイドって人間なのかなぁ。以下に載せる台本は1時間で制作したものです。誤字脱字誤用等あるかもしれませんが、お許しを。よ~い、スタート!


人物設定(執筆後作成)

  • メイヤ(めいや):内気な少年。博士にいじられがち。
  • 博士(はかせ):感情を持つアンドロイドの研究をしている博士。自分の子たちのプライバシーなど知らん。
  • ユメ(ゆめ):内気なアンドロイドの少女。今は単純な感情しか持っていない。

メイヤ「博士ー?」(ドアを開ける)
博士「お、よく来たねメイヤくん!」
メイヤ「わ、博士目の下の隈すっごいよ……何日寝てないの?」
博士「うん? 何日だったかなぁ、あっはっは!」
メイヤ「この前見たときより痩せてるし……ちゃんと食べて寝ないとダメだよ」
博士「む、ガチ説教はお断りだぞ。こっちは疲れているんでね。それよりもメイヤくん! こっちに来てくれたまえ、この子の目覚めに立ち会っておくれよ」
メイヤ「この子?」
博士「ほら、……新しい子だ」
メイヤ「あぁ……感情を持つアンドロイド、完成したんだ」
博士「そうさ。ちなみにこの子の感情のデータには君の日記を使わせてもらったぞ。筆まめなんだな」
メイヤ「えっ!? ちょ、勝手に読まないでよ!」
博士「ごめんごめん。君の感情はとても綺麗だからね、つい思わず」
メイヤ「つい思わずで使うんじゃないよ! 僕はフリー素材じゃないぞ!
博士「わかっているとも。私が一番わかっているさ。だが……あ、メイヤくん! 今手が動いたぞ、あ、まつげが震えている。起きるんじゃないか……?」
メイヤ「博士!」
博士「あとで全部まとめてしこたま怒られてやるから、今は共に見守ろうメイヤくん」
メイヤ「っ……仕方ないですね。……あ、まぶたが」
博士「……はは、おはよう」
「……おはようございます」
博士「……ああ、おはよう、よく、よく目覚めてくれた……」
「……泣いていますね。悲しいのですか?」
博士「違う、これは嬉し泣きだよ。……ふふ、涙の種類もいずれ覚えていくといい」
「はい、わかりました。……あなたは?」
メイヤ「あっ、……僕は、メイヤ」
「メイヤ、さん」
メイヤ「……君の名前は?」
「……私の……名前は?」
メイヤ「博士、まだつけてないんだな」
博士「あぁ、君につけてもらいたくて」
メイヤ「えっ? 僕が?」
博士「あぁ、今の君の直感でいい、この子に、新しい名を。新しい人の子としての生命を吹き込んであげて」
メイヤ「そんな急に言われても……! ひとの名前なんて直感で決めたらダメだろ!」
博士「いいのさ。言ったろう。君の感情は綺麗だ。そんな子がつけるなら、名前まで綺麗になる」
メイヤ「そんなこと言われても……!」
「私の名前は、ないのですか……?」
メイヤ「うっ、……えっと、その……じゃ、じゃあ! ……ユメ」
ユメ「ユメ……」
メイヤ「だ、ダメか……?」
ユメ「ユメ、登録しました。私の名前はユメです」
博士「ユメか、良い名前だ。よろしく」
ユメ「よろしく、お願いいたします……」
メイヤ「……博士、ユメも僕と同じように学校に行かせるの?」
博士「行かせるとも。君が内気な性格になってしまったからね。次は活気のある子になるようにするんだ」
メイヤ「僕のときは無感動が最初だっただろう」
博士「まぁたしかに同じ条件ではないがね。私の研究では対照実験のようなものは必要じゃないからね」
ユメ「学校に行くのですか?」
博士「嫌かい?」
ユメ「いえっ、その……はい」
博士「……なんだか、子育てに失敗したような感情になるな」


終わりが尻切れトンボになってしまったのでチャレンジ失敗です。

この内気な少年メイヤもアンドロイドだったってやつです。人間の様々な感情、そのシチュエーション、身体的状況、捉えている価値を知るために学校に通っていたら、内気な性格になった。でも博士は明るい子を作ろうとしていたので、2体目として女の子のアンドロイドを生み出した……みたいな。博士はいい人ではあるんですけど、あくまで相手はアンドロイドだっていう態度を取る、から最後あんなことを言っている、みたいな、感じです。

それでは本日はこのへんで。もしこういう話を読んでみたいとか、もう少し説明してとか、いろいろお話したいこと、聞きたいことがありましたら、コメント欄に書いてくださったらうれしいです!

来週はクリスマスですね🎄


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