ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷 第36作目

おはこんばんにちは! 放送班・制作班・広報班所属文学部2回生の木村英です。

学祭ですね!我らが放送文化部は『給食天国』ということで、給食に出てきたことのあるようなスイーツを発売しております!小腹満たしやデザートとして、ぜひ食べにお越しください。

宣伝がてら、一応このワンライチャレンジをいつもより早い時間にアップしておきますが、おそらくきっと、意味はないのでしょう。


さて。今週の「ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷」のお時間です。36はかなり友好的な香りがしますよ。柔和とか元気ではないけど、とても友好的に接してくれそうです。以下お久しぶりのテンプレ。

このコラムは”花屋敷”というペンネームを使っている私、木村英が1時間でがんばってラジドラ台本書くぜ!というものです。より詳細な説明は第1作目で無駄に長く書いているので、気になる方はそちらを確認していただけると幸いです。

またチャレンジするにあたり、縛りをつけています。

キャラデザお題ガチャ様:登場人物のうち1人をガチャで出た性格・設定にします。

②お題ガチャ様『ひとこと台詞ガチャ』:ガチャ結果で出た台詞を途中で必ず使います。

今回は①性格・設定=ガーリッシュ・闇堕ち、「朝と夜とをお間違えですか?」です。ガーリッシュとは……?(訳ではなく指す内容として)と小一時間悩みました。以下に載せる台本は1時間で制作したものです。誤字脱字誤用等あるかもしれませんが、お許しを。よ~い、スタート!


人物設定(執筆後作成)

  • 澪(みお):闇堕ちはしてないけど突然引きこもり始めた弟。
  • 湊(みなと):弟がなにを怖がってるのかわからない兄。
  • 母(はは):息子たちが考えていることがわからないときがあるが、放っておきたくはない母。

母「ねぇ湊、最近澪の様子がおかしいの。でも私から聞いても何も答えてくれなくて……湊から話を聞いてあげてくれない?」
湊「え、ただ反抗期なだけなんじゃないの」
母「あれがそうなの? 親の話を聞きたくなくなるのが?」
湊「うん」
母「そうなのかしら……あんたに反抗期がなかったから良い対応の仕方がわからないわね……」
湊「そっとしておくのがいい気がするけど」
母「でもそっとしてる間に親子関係が希薄になったらいやじゃない? なんでもいいから関わっていたいのよ」
湊「ふーん、まぁあいつも子どもじゃないんだし、ちょっとしたら普通に戻るよ」
母「そうだといいんだけど……」

母「ねぇ湊」
湊「なに。澪のこと?」
母「そう。もう一週間経つけどなにも音沙汰ないじゃない。最近は部屋から出てこなくなったし。夏休みで学校がないだけまだいいんだけど。あのまま不登校にでもなったらどうしようと思って。宿題はやっているのかしら」
湊「そんなに心配することか? 反抗期も一週間で終わるようなものじゃないだろ」
母「あんたが言ったんじゃない、ちょっとしたら普通に戻るって」
湊「……あー、言った……っけなぁ」
母「言ったわよ。それにねぇ、気になることもあるのよ」
湊「なに?」
母「昨日あの子に届いた荷物、女物の服だったの」
湊「……え、中身見たの?」
母「見てないわよ、店名からわかったの」
湊「あぁ……専門店で買うなよあいつも」
母「とにかく話、聞いてくれない?」
湊「だるいなぁ……」
母「弟でしょ、だるいとか言わないで。せめて女性服のことだけでも聞いておいて」
湊「聞いて、どうすんの」
母「え?」
湊「母さんは澪がどういうつもりで女物の服買ったと思ってるの?」
母「え……間違えたのかしらって、それなら返品しないといけないでしょう」
湊「他には?」
母「他? え、えっと……変な女性とどこかで繋がってるんじゃないかとか」
湊「なるほどな、で、母さん。多分どっちも外れてるよ」
母「え!」
湊「他の選択肢が思いつかないなら、まだ澪の話は聞かない方がいいかもな。まぁ、もうちょっと様子見しよ。一週間じゃさすがに短すぎるし。澪が女性服買った理由を、母さんが思い付いたら俺に教えてよ。合ってたら俺から話聞いてくる」
母「どういうこと? 澪のことなにか知ってるの?」
湊「だいたいわかるよ、弟だからな」

母「湊」
湊「なに? わかった?」
母「言いにくいんだけど……」
湊「言いにくいことだと思ってるんだ」
母「……だって、わからないもの」
湊「なんで澪が女物の服買ったんだと思う?」
母「……澪、女装趣味があるってこと?」
湊「はい正解、よかったね。じゃあ話しかけてくるわ」
母「理由も聞いてくれる?」
湊「いいよ」

(ドアをノック)
湊「澪」
澪「……」
湊「久々に話そうよ、澪」
澪「……」
湊「まぁお前の許可なくても入るけどな」
澪「えっ!?」
湊「よう、久しぶりだな、引きこもりくん」
澪「ちょっと! なんで勝手に入ってきてんだよっ!」
湊「話そうぜって言ったろ。……あーあー、また散らかしまくって」
澪「あっ……見んなよ!」
湊「いいよ、隠そうとしないで。俺はもうわかってるし」
澪「えっ」
湊「でもまぁ、いったんはこう言っておこうか? 高校デビューの方向性としてはだいぶ間違えてるんじゃないか? 我が弟よ」
澪「なっ、うるさいよっ! 出て行けよ!」
湊「女物の服着て、メイクもしてんの? それ。女装趣味があったとはなぁ」
澪「あんたに迷惑かけてないんだからいいだろ!?」
湊「その考え方が気に食わねぇんだよ」
澪「はっ?」
湊「最近部屋から出てくる時間もおかしいし。なんですか、朝と夜とをお間違えですか?
澪「いいだろほっとけよ!」
湊「なんではなから諦めてんだよ、アホが」
澪「なっ……に、何が言いたいんだよ」
湊「言えばいいだろうが、なんで隠す」
澪「……は? 家族に女装趣味の男がいますって?」
湊「そお」
澪「それでどうなんだよ、わかってくれなんてしないだろ」
湊「その態度が腹立つ」
澪「さっきからなんで兄さんが怒ってんだよっ」
湊「澪のそのメルヘン趣味、女装するとまでは思ってなかったけど、俺は知ってたよ」
澪「……え」
湊「小学生の頃からそうだろ。密かにかわいいもの集めてんの知ってんだよ」
澪「……」
湊「最初からわかってもらえないって諦めてるのが腹立つ。母さんだって悲しんでるよ」
澪「……母さんなんて一番理解ないだろ」
湊「ないだろうな、でもちゃんと考えてたよ」
澪「……」
湊「ほら、澪。なんでお前がいきなりわかりやすい行動に写したのかもちゃんと話聞きたいんだよ」
澪「……放っといてくれたらいいじゃんか」
湊「放っとけないよ、弟だから」
澪「……」
湊「なにかわかってほしいことがあって、こんな立て籠りみたいなことしたんだろ。そろそろちゃんと話してくれた方が、むしろいい方に進むと思うけどな」
澪「……こわい」
湊「俺も母さんも、あと多分父さんも、お前の敵じゃないよ」
澪「……ほんと?」
湊「ほんと。だから、澪の好きなこと、ちゃんと教えて?」


チャレンジ成功かどうかは……微妙なとこですね。

一応の完結をしたということに関しては成功ですが、内容はなんかあんまり上手くいかなかったような……。難しかったです。

母との会話が多いのが個人的にちょっといやですね。じゃあいやならやめろよってお思いになることは容易に予想できるんですけど、そうもできないんですよ……難しかったです……。

それでは本日はこのへんで。もしこういう話を読んでみたいとか、もう少し説明してとか、いろいろお話したいこと、聞きたいことがありましたら、コメント欄に書いてくださったらうれしいです!

お久しぶりのテンプレでしたが、そろそろお題のバリエーションがなくなってきたので変えようかと考えています。


バックナンバーはこちら → 第1作目 / 第2作目 / 第3作目 / 第4作目 / 第5作目 / 第6作目 / 第7作目 / 第8作目 / 第9作目 / 第10作目 / 第11作目 / 第12作目 / 第13作目 / 第14作目 / 第15作目 / 第16作目 / 第17作目 / 第18作目 / 第19作目 / 第20作目 / 番外編 / 第21作目 / 第22作目 / 第23作目 / 第24作目 / 第25作目 / 第26作目 / 第27作目 / 第28作目 / 第29作目 / 第30作目 / 第31作目 / 第32作目 / 第33作目 / 第34作目 / 舞台編 / 番外編2 / 第35作目


NEXT → 第37作目