おはこんばんにちは! 放送班・制作班・広報班所属文学部3回生の木村英です。
もうGWが終わりますね。昨日今日はもうただの休日といっても間違いではないと思うんですよ。ものすごく嫌ですよね。「なにがそんな嫌なん?」と聞かれれば、「課題が嫌」とシンプルにお返事することができます。
でも週明けは!!推しグループのライブ円盤が来る!!!!
さて。今週の「ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷」のお時間です。57です。57って一瞬素数かなって思ったんですけど、5+7=12ってことは3の倍数ですね。以下テンプレ。
このコラムは”花屋敷”というペンネームを使っている私、木村英が1時間でがんばってラジドラ台本書くぜ!というものです。より詳細な説明は第1作目で無駄に長く書いているので、気になる方はそちらを確認していただけると幸いです。
またチャレンジするにあたり、縛りをつけています。
①名前メーカー様:ここで「名字の珍しさ:やや珍しい」と「名前のオプション:全ての名前」を指定して出てきたお名前を、登場人物の1人として出します。
②お題ガチャ様『ひとこと台詞ガチャ』:ガチャ結果で出た台詞を途中で必ず使います。
今回は①名前:松江美聖(まつえみきよ)、②「えらいえらい」です。今回の台詞、特別なことが何もないただの日常の、ふとしたときに言われて嬉しい言葉ランキング上位だと思っています。以下に載せる台本は1時間で制作したものです。誤字脱字誤用等あるかもしれませんが、お許しを。よ~い、スタート!
人物設定(執筆後作成)
- 美絃(みと):実は猫好きの後輩。生徒会長に憧れており尊敬している。でもたまにその自由奔放さに振り回されることがある。
- 松江美聖(まつえみきよ):かわいいもの好きの生徒会長。愛でられるものはすべて愛でる。
- ライ:迷子の孤高の男の子。
美絃「今日中にやっとかないといけないことってなんだっけ……申込用紙急いで作らないとだめか、募集だけかけることになっちゃうから……」
美聖「よしよーし、怖がらないで大丈夫だよ」
ライ「やめろ! 俺から離れろ!」
美聖「大丈夫大丈夫、おいで?」
ライ「いやだこっち来んな!」
美聖「もうー困ったちゃんだなあ」
美絃「あと、あの話、美聖先輩にしないと、先生に話しかけに行くのいやだな~、先輩に手伝ってもらったり……いや、自分でしなきゃ。よし! おつかれさまで……す……」
美聖「あ、美絃ちゃん」
ライ「誰か来たのか!? 助けてくれ!」
美絃「あっ、えと、失礼しました!」
ライ「待ってくれー!」
美聖「あ、そんなに暴れちゃダメよ」
美絃モノローグ「放課後の生徒会室。憧れの生徒会長が、見知らぬ男の子を膝に乗せてなでなでしてた件について、誰か話を聞いてくれませんか?」
美絃「……あ、資料、生徒会室だ」
(間)
美絃「失礼します……」
美聖「こんにちは、美絃ちゃん」
美絃「おつかれさまです、美聖先輩」
美聖「さっきはどうしたのぉ? びっくりしちゃったぁ」
美絃「あ、それはその、すみません」
美聖「いいのよ」
美絃「あの、その」
美聖「ん? どぉしたの、なんでも言ってちょうだい?」
美絃「いや、その、……先輩のお膝のその……」
美聖「あぁ! この子?」
ライ「すぅ……すぅ……」
美聖「よく眠ってるわよね~」
美絃「……美聖先輩の、弟さん、ですか?」
美聖「ううん、ちがうわ。私、一人っ子なのよねぇ」
美絃「じゃあ、誰か他の弟さん?」
美聖「ううん」
美絃「あっ先生の息子さんとか」
美聖「ううん。ふふっちがうよ。誰の弟くんでも息子くんでもないわよ。あ、親戚でもないよ?」
美絃「じゃ、じゃあ……?」
美聖「知らない子」
美絃「え?」
美聖「知らない子だよ」
美絃「…………けいさつ……」
美聖「んふふ」
美絃「知らない子をどうして生徒会室に入れてるんですか!? あ、迷子ですか? それだったら、いやそうじゃないにしても、絶対先生とか事務さんに保護してもらってたほうがいいんじゃ……!」
美聖「うーん、私も本当ならそうしたいところなんだけど、できないのよねぇ」
美絃「どうして、あぁ、その子がお膝にいるからですか? それじゃあ私言ってきます!」
美聖「あ、だめだめ、美絃ちゃん」
美絃「どうして!」
美聖「しー」
美絃「っ!」
美聖「ちょっと落ち着いて、美絃ちゃん。大丈夫よ」
美絃「ご、ごめんなさい……起こしちゃかわいそうですよね」
美聖「そうよ。……んふ、美絃ちゃん、えらいえらい」
美絃「! や、やめてください」
美聖「照れちゃやーよ、よしよし」
美絃「~っやめてください!」
美聖「あっ、離れちゃった。もっと近くにおいで~こわくないよ~」
美絃「私を猫だと思ってませんか!? なでなでしないでください!」
美聖「美絃ちゃん、頭の形が丸いから撫でやすいし撫でてて心地良いのよねぇ」
美絃「それでもだめです!」
美聖「ざんねん、フラれちゃった」
ライ「……うぅん……」
美聖「あら」
美絃「あっ、……起きちゃう?」
美聖「どうかしら……ちょっと震えてるわね」
ライ「……ん、んぅ、……んあ?」
美絃「あ、目」
美聖「おはようする?」
ライ「…………う?」
美聖「おはよう」
美絃「おはようございます……?」
ライ「……はっ! ここ、ぎゃっ!」
美聖「あん、危ないわ」
ライ「降ろせー!」
美聖「こらこら、起き抜けにそんな暴れちゃだめよ」
ライ「抱きしめるなー!」
美絃「すごい暴れっぷり……」
美聖「よしよーし、いい子だからねぇ」
美絃「あの、めっちゃ先輩の手噛んでますけど、大丈夫ですか?」
美聖「噛み癖があるのかしらねぇ」
ライ「離せ!」
美絃「美聖先輩、そろそろ、ほんとに」
美聖「あ、ね。美絃ちゃん、見てみて」
美絃「え?」
美聖「ここ、この子の頭」
美絃「頭……えっ!」
ライ「離せ!」
美聖「この子、猫ちゃんなの」
美絃「猫ちゃん……!」
美聖「んふふふ」
美絃「えっ、え、どういうことなんですか!? その耳、え、でも男の子……カチューシャじゃなくてですか?」
美聖「違うみたい、ほら」
ライ「うぎゃっ、急に触るな!」
美絃「感覚があるの……? 本当に耳? え、猫、えぇ?」
美聖「実はねぇ、さっき駐輪場に行ったら、この子が迷い込んでて。自転車がたくさんあるところに挟まるようにしていたから、救い出して、ものすごく震えてたから、とりあえず連れてきたの」
美絃「そのときは猫だったんですか?」
美聖「猫ちゃんだったわねぇ。なでなでしてたら、急にこの姿になったの」
美絃「えぇ~……。お名前とか、あるんでしょうか。野良猫?」
ライ「! おれの名前は、ライだ!」
美絃「お名前あるんだ! じゃあ飼い猫じゃないですか!?」
美聖「でも首輪はないのよ」
ライ「おれは誰にも飼われない! そんなの弱っちいやつがすること……うみゃあ撫でるな!」
美聖「じゃあ猫ちゃんは強い子なんだね~えらいえらい」
ライ「ネコチャンって言うな! ライだ!」
美聖「んふふふお名前が言えてえらいね~」
ライ「うみゃあ~やめろー!」
美絃「野良猫だったらいいのかなぁ……」
美聖「かわいいわよねぇ」
美絃「たしかに……かわいい……」
ライ「かわいいかわいい言うな! おれは孤高なんだ!」
美絃「……かわいい……」
ライ「やめろ~!」
美絃「美聖先輩、どうするんですか? この子」
美聖「う~ん、それを悩んでてね。どうしようかなと思って……うちじゃ飼えないのよねぇ。美絃ちゃんは?」
美絃「私も実はむずかしくて……でも、この子、飼われたくないみたいな」
ライ「おれは誰にも飼われない!」
美絃「って言ってますし、放してあげたほうがいいんじゃ」
美聖「そっかぁ、かわいいのに。私が撫でると気持ちよさそうにしてくれるし」
ライ「やめろって言ってるだろ~!」
美絃「……たしかに、すごいゴロゴロ言ってる……」
美聖「ねぇ、ライちゃん? また来てくれる?」
ライ「誰が来るかこんなところ!」
美聖「えぇ? もっとも~っと撫でてあげるのに」
ライ「ふんっ、そんなので釣られると思われたら困る!」
美聖「今度はちゅーる持ってくるから」
ライ「……っふん、仕方ないな! 気が向いたらな!」
美絃「え~チョロい……」
美聖「ほら、美絃ちゃんも撫でてみる?」
美絃「えっ、い、いいんでしょうか?」
美聖「聞いてみたら?」
美絃「あ、えと、……ライくん? 撫でても、いいですか……?」
ライ「っ……。……おれの毛並みが綺麗なのは当たり前だ。勝手に撫でられても当然のことなのだ」
美絃「え?」
美聖「んふふ、かわいいわよねぇ、撫でていいみたいよ。んふ、いい子いい子~」
ライ「おまえはもうやめろー! 離せー!」
美絃「……お猫様、かわい~……」
チャレンジ……成功なのかな……。
「えらいえらい」って言われたら気恥ずかしいけどうれしいですよね~みたいなこと言っててこんなお話かい、みたいな。出てきたお名前(美聖)を見ると頭の中がこっちにしかいきませんでした。めちゃくちゃ甘くて優しくて儚いボイスで聴きたい。
美絃ちゃん、ミトって表記すると、ちょっとタマみありません?いやこのお名前のひとのことをそう言いたいわけじゃないんですが……。かわいいよねっていうお話です。
ライくんが微妙にキャラが定まらなくて、終わりが微妙な感じになったのが心残りではあります。
それでは本日はこのへんで。もしこういう話を読んでみたいとか、もう少し説明してとか、いろいろお話したいこと、聞きたいことがありましたら、コメント欄に書いてくださったらうれしいです!
5月病になっちゃいそうな雨ですねぇ。
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