おはこんばんにちは! 放送班・制作班・広報班所属文学部2回生の木村英です。
もう期末の試験期間になるわけですが、このワンライチャレンジを今週休むか来週休むか悩んだ結果、来週休むことにしました。
レポートの前にミニレポートがあったりで大変です。これまでの授業で楽させてくれてたからなんでしょうけども……。テストよりレポートが多い文学部ですが、テストが多いところももちろんあるわけで。大学に入ってから「書かれてあることを覚える」ことが少なくなってきたので、テストなんてもう受けられないな……と思ってます。
さて。今週の「ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷」のお時間です。47作目。バイトで触れたので思い出したのですが、素数がある分数の加減ってめちゃくちゃ面倒くさいですよね。以下テンプレ。
このコラムは”花屋敷”というペンネームを使っている私、木村英が1時間でがんばってラジドラ台本書くぜ!というものです。より詳細な説明は第1作目で無駄に長く書いているので、気になる方はそちらを確認していただけると幸いです。
またチャレンジするにあたり、縛りをつけています。
①名前メーカー様:ここで「名字の珍しさ:やや珍しい」だけを指定して出てきたお名前を、登場人物の1人として出します。
②お題ガチャ様『ひとこと台詞ガチャ』:ガチャ結果で出た台詞を途中で必ず使います。
今回は①名前:早崎永姫(はやさきとき)、②「疑ったことなんか一度もないよ」です。素敵なお名前出てくる~!「とき」という音と「永姫」という漢字のギャップいいですねぇ。以下に載せる台本は1時間で制作したものです。誤字脱字誤用等あるかもしれませんが、お許しを。よ~い、スタート!
人物設定(執筆後作成)
- 早崎永姫(はやさきとき):自分の名前が自分と合ってなさすぎて好きになれない。音だけならいいけど、漢字には困ってしまう。
- 桜井律(さくらいりつ):兄。意外とそんなにチャラくない。
- 桜井郁(さくらいいく):弟。実は「永姫」と書くことを知っている。
- 那月(なつき):永姫の高校からの友達。永姫のことを「永姫」と呼んだり「永姫ひめ」と呼んだり「トッキー」と呼んだりいろんな呼び方をしている。「永姫ひめ」は最初嫌がられたが、ショック療法的なサムシングということで呼び続けている。
律「おはよ、トキちゃん。オレと付き合ってくれない?」
郁「永姫先輩! 好きです、付き合ってくれませんか!」
永姫「お断りします」
那月「本日の永姫ひめの告白お断りのタイムは10秒でした~」
永姫「こら、悪趣味なことするな」
那月「あ、ごめんトッキー」
律「トキちゃん、今日のピアスかわいいね。初めて見た」
永姫「……どうも。名前で呼ぶのやめてもらえます?」
律「え~なんでよ。かわいくてかっこいい名前で似合ってるのに」
永姫「なんでもです」
郁「永姫先輩、永姫先輩! 聞いてください、おれね、昨日締めきり1分前で課題提出したんですよ! ギリギリセーフだったんです、すごいでしょ!?」
永姫「全然すごくない。あんたも名前で呼ぶのやめてくれる?」
郁「兄貴が呼ぶならおれも呼ぶ! ずるいもん!」
永姫「ずるいってなに……?」
那月「相変わらずモテモテですなぁ永姫ひめ」
永姫「……那月も」
那月「ええ? 私が呼ぶからこいつらも呼ぶんだよみたいな顔されても。私は前からずっとこうだし」
律「あ、じゃあオレもトッキーって呼んでいい?」
永姫「いいわけないでしょう」
律「あらら、つれない」
郁「兄貴、永姫先輩が嫌がることするなよ」
律「こういうコミュニケーションだってお馬鹿さんにはわからないか」
郁「はぁ!?」
永姫「……も、郁ははやく教室行かないと、遅刻するよ」
郁「え、早くない……ってそういえば今日ちょっと遅刻したんだった! 兄貴のせいで!」
律「馬鹿が鍵がないって騒いだせいだろうが」
郁「兄貴が服と一緒に引っ張ってゴミ箱に落としてたのが悪いんだろ!」
律「おまえが机の端に置いてたのが悪いだろ。とっとと行け、馬鹿」
郁「バカバカ言うな! じゃあね永姫先輩! またあとで会いに行くね!」
永姫「来なくていい」
郁「じゃあお昼にー!」
那月「弟は朝から元気だ」
永姫「常時うるさいよあいつは……」
律「……行ったかな。トキちゃん、そのピアス気に入ってくれた?」
永姫「……やっぱり覚えてたんですか」
律「もちろん。郁がいるとうるさいからね、誤魔化したけど。着けてくれて嬉しいよ」
那月「あ、それ、桜井先輩からもらったものなの?」
永姫「そう」
那月「へぇ。たしかに素敵」
永姫「センスは悪くないですよね、律さん」
律「ありがと。そのセンスいい人がトキちゃんの名前いいねって言ってるんだけど、そんなに呼ばれるのいや?」
永姫「……そこに話つながります?」
律「気になっちゃって」
永姫「漢字が、……好きじゃなくて」
律「漢字? そういえばどんなふうに書くのか聞いたことなかったな」
永姫「教えません」
律「えー?」
那月「……あ、私に訊かれても答えないですよ。永姫が本気で嫌がることをしたいわけではないので」
律「本気でかぁ。じゃあ偶然見られるまで楽しみにしていよう。……あ、ごめん、ゼミのやつらに呼ばれちゃった。じゃあまた授業の後に、ね?」
永姫「結構です」
那月「……あ~朝から桜井兄弟は眼福だわ」
永姫「面食い……」
那月「そういえばいつからお兄さんも名前呼びになったの? この前まで弟くんは郁、先輩は桜井さんじゃなかった?」
永姫「……郁を桜井って呼んでたら律さんまで反応してきたから郁の呼び方を先に変えたんだけど、そうしたら律さんからずるいずるいって言われ続けて」
那月「はは! お兄さんも弟もずるいって言ってるんだ」
永姫「……なんでこんなに絡まれるんだろう」
那月「私も最初は怖かったけど。顔いい男って遠巻きで眺めてるぐらいがいいよね、なんか企まれてる気がしちゃうから。でもほんとにトッキーのこと好きなんだ~ってわかったから安心したけど」
永姫「たしかにそれは……疑ったことなんか一度もないけれど」
那月「トッキー嘘見破りがちだからな。ま、両手にイケメンを楽しみなよ」
永姫「楽しめる心持ちじゃないよ。どうすればいいの……」
那月「真面目で優しいなぁ、うちの姫は」
永姫「那月」
那月「おっと」
ん~~~~まぁギリチャレンジ成功で……。
ワンライのうち、最初の20分はわんこ系後輩だけを、その次の10分でチャラい先輩だけを書いて、どっちにしようか悩んだ結果、残り30分で欲張りセットにしました。
それもあって短いんですけども、コンパクトでも伏せてる情報があんまりないようなラジドラ台本が書けるようになりたいですね。台本外にしかない情報が多いものばっかり書いてしまうので……。
それでは本日はこのへんで。もしこういう話を読んでみたいとか、もう少し説明してとか、いろいろお話したいこと、聞きたいことがありましたら、コメント欄に書いてくださったらうれしいです!
レポート出し終わったら小説書くんだ~推しの周年祝うために……。
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