ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷 第44作目

おはこんばんにちは! 放送班・制作班・広報班所属文学部2回生の木村英です。

1月ももう15日過ぎましたけど、皆さんいかがお過ごしですか。ざっと1年の24分の1が終わったと考えると、なんか1年が短く感じますね。世は無常……(?)


さて。今週の「ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷」のお時間です。先週44にしても落ち着かないと言ったとおり、なんか収まり良さそうに見えてそわそわします。以下テンプレ。

このコラムは”花屋敷”というペンネームを使っている私、木村英が1時間でがんばってラジドラ台本書くぜ!というものです。より詳細な説明は第1作目で無駄に長く書いているので、気になる方はそちらを確認していただけると幸いです。

またチャレンジするにあたり、縛りをつけています。

名前メーカー様:ここで「名字の珍しさ:やや珍しい」だけを指定して出てきたお名前を、登場人物の1人として出します。

②お題ガチャ様『ひとこと台詞ガチャ』:ガチャ結果で出た台詞を途中で必ず使います。

今回は①名前:川岸齢(かわぎしれい)、②「この季節は人恋しくなるな」です。この名前メーカー様、なんかちゃんとフルネームで1つの物語感あっていいなと思います。以下に載せる台本は1時間で制作したものです。誤字脱字誤用等あるかもしれませんが、お許しを。よ~い、スタート!


人物設定(執筆後作成)

  • 川岸齢(かわぎしれい):山奥にひっそりと暮らしてる男性。老齢ではないがめちゃくちゃ若いわけでもない。下戸だけど匂いは大丈夫。なお名字は出てこない。
  • 胡雪(こせつ):外出する人間が多いときは出てこないけど、その波が収まったら出てくる。枠(ワク)。

胡雪「この季節は人恋しくなるな
齢「……びっくりしたぁ」
胡雪「ふは、齢。まだ余の気配を掴めぬか」
齢「申し訳ないですねぇ……来るかなぁと思ったときに来なかったので、不意を突かれたんですよ。こんにちは、胡雪様。今年は遅かったですね」
胡雪「そうか? 覚えとらんなぁ」
齢「あぁ、今年はまた情勢がマシになりましたから。人々が外に出やすくなってますね」
胡雪「ふぅん」
齢「……興味なさげですね」
胡雪「ないなぁ」
齢「人恋しくなるって言ってたじゃないですか」
胡雪「人間そのものになど興味はないよ、汝らが勝手に来ているのだから」
齢「来てくれたら嬉しいくせに~」
胡雪「ふっ、賑やかなのは好いからなぁ」
齢「あれっ素直」
胡雪「酒を持ってこないやつはなんじゃこのガキは、とは思うがの」
齢「想像以上にキレなさる」
胡雪「……で? 人間、何か余に差し出す物があるじゃろ」
齢「もはや親戚の酒飲みなおっちゃんと変わらないんだよなぁ。しかも種族呼び。こちらへどうぞ」
胡雪「お? この倉……すんすん、うん、ふふ、好い香りがするぞ」
齢「よいせっと……定期的に掃除してるので、ほこり臭くはないと思いますが……いやほこり臭いあるわけないわ、すげぇ酒の匂い。はい、こちらが献上品でございます、胡雪様」
胡雪「おぉおぉ、今回は、……うん、北の酒も集めたな? 好い心がけじゃ」
齢「えぇ? 匂いでわかるんですか? お酒マスターじゃん」
胡雪「ふむ……これと……これ、あとこれは冷やにするとよかろ。外に出しておけ。こっちにあるのは全部熱燗が好いなぁ、風呂に運べ。うむ、今はそれを呑もうかの。う~ん、腹も減ったなぁ、なにかないのか」
齢「えらく元気になりましたね、呑兵衛さん。大量のおでんならちょうど昨日作りましたよ。召し上がりますか?」
胡雪「おぉ、好いぞ! 芋煮はないか」
齢「ないですけど、まぁ作ろうと思えば作れますね」
胡雪「作れ!」
齢「良い笑顔で命令してくる……いいですけども……」
胡雪「齢、友人を集めよ、宴会をするぞ!」
齢「宴会? 珍しいですね、いっつもひとりでひっそり呑んだくれてるのに」
胡雪「ふっ、余にも気まぐれぐらいあるわい。余の姿を人間共に見せてやろう」
齢「それはかなりの大盤振る舞いだ。あなたの姿を見ると運勢が上がるとかありましたっけ」
胡雪「余の姿を見ることが最大の運の使いどころじゃな」
齢「そりゃあその通り。じゃあ呼ばない方が良いかもな」
胡雪「人間を集めよ」
齢「それもう悪役の台詞なのでやめた方がいいですよ。本当に怖いから。おれの友人で、こんな山奥に急に来てくれるやついたっけなぁ……」
胡雪「たしかに隠居してるやつに人付き合いなどあるわけないか!」
齢「あ、呼びまーす。いっぱい呼びまーす」
胡雪「来た奴等には余自ら酌をしてやろう」
齢「……え」
胡雪「運勢上がる気がするじゃろ? ふは、それとも余に使い切るかな?」
齢「……それはおれだけにしといてくださいよ」
胡雪「お?」
齢「………………嘘です」
胡雪「余に嘘などつけるわけなかろうて。そうかそうか、齢、俗世から逃げてきた人間、余の酌を己の特権だと思っておったか」
齢「ちょっと友人呼んでくるんで山降りてきます」
胡雪「くくく、かわいいところがあるじゃないか。余はそういうの好きじゃぞ?」
齢「その首の傾げ方むかつく。街の小娘みたいで嫌だ」
胡雪「齢の友人に俄然会いたくなったな、会わせろ、集めに行ってこい」
齢「ウワァ嫌だぁ」
胡雪「齢、その友人らとはどのくらいの付き合いなのだ? 会う頻度は? 何がきっかけで交友を始めたのだ、あぁいやこれはあとで友人どもに聞くとしよう!」
齢「元気だなこの妖怪!」
胡雪「今年は寒気もたいしたことないからのう、人間どもも身体の冷たさを言い訳に心を寄せ合ことがないだろう。たまには齢が宴会を開いてやるのだ」
齢「わかったから先に酒を呑みはじめるのやめてくださいよ、みんなで乾杯するまで待つのが醍醐味なんじゃないですか?」
胡雪「余は待たんよ、人間どもが集まってくるのを迎え入れる側じゃからな」
齢「人恋しいのはあなたじゃなかったんですか……?」
胡雪「……ふふ、人間。おつかいのお駄賃だ、先に払ってやる。余はさみしさにこそ敏感じゃぞ。麓があたたかくなれば、ここのさみしさが際立つものであろう」
齢「……お節介な妖怪だな~」
胡雪「感謝して、友人を呼んでくるがいい、待っておるぞ」


チャレンジ成功でしょう!楽しく書けました。

川岸齢ってとても素敵な名前ですよね。「川岸」に「齢」が続くと、なんか一気にこう、自然物として見られなくなりますよね。ならないですかね。川岸って聞くだけでも川向こうとか考えちゃうんですけど……。

最近男性の方ばかりいいキャラにならせてるので、女性でも書きたいなと思っています。でももともと男性キャラしか出てこない物語ばかり書いていたからか、女性の口調を書くのがなんとも難しいです。

あとは3点リーダーを少なくしたいとも思ってます。

それでは本日はこのへんで。もしこういう話を読んでみたいとか、もう少し説明してとか、いろいろお話したいこと、聞きたいことがありましたら、コメント欄に書いてくださったらうれしいです!

レポート地獄が近づいてきててやだよー。


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