ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷 第39作目

おはこんばんにちは! 放送班・制作班・広報班所属文学部2回生の木村英です。

サッカーワールドカップが大盛り上がりですね!詳しくはないのですが、SNSや人の反応を聞いて、月並みで申し訳ないのですが、すごいものだなぁと思っております。

(12月4日に投稿するつもりだったのですが、予約投稿をうまく設定できていなかったようで月曜日の今日にずれこみました;;)


さて。今週の「ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷」のお時間です。39作目。丸っこくてかわいいなぁと思っています。サンキュー! 以下テンプレ。

このコラムは”花屋敷”というペンネームを使っている私、木村英が1時間でがんばってラジドラ台本書くぜ!というものです。より詳細な説明は第1作目で無駄に長く書いているので、気になる方はそちらを確認していただけると幸いです。

またチャレンジするにあたり、縛りをつけています。

キャラデザお題ガチャ様:登場人物のうち1人をガチャで出た性格・設定にします。

②お題ガチャ様『ひとこと台詞ガチャ』:ガチャ結果で出た台詞を途中で必ず使います。

今回は①性格・設定=男たらし・既に死んでいる、②「君はもっと死を恐れるべきだ」です。なんて素晴らしい組み合わせなの……。以下に載せる台本は1時間で制作したものです。誤字脱字誤用等あるかもしれませんが、お許しを。よ~い、スタート!


人物設定(執筆後作成)

  • 麗乃(うらの):男たらしっぽいけどそんな描写ができなかったお姉さん。顔のいい男がとにかく好きで、顔のいい男のためなら犯罪も厭わないししねる。
  • 木津紫(きづゆかり):とあること専門の相談所の所長。麗乃にとても気に入られている。しんでも構わないと思われるほど。
  • 絢音(あやね):本日の相談者さん。愛しい人に先に逝かれたとき、呪いのような愛の言葉を呟いてしまったことを後悔している。

麗乃「あなた、本当に綺麗な顔をしているわよね……」
紫「……麗乃さん、仕事の邪魔だけはしないでくれよ……」
麗乃「んふふふ、あたしが口出さないと何も進まないじゃないのよ」
紫「そうなんだけど……あの、変なこと言わないでね」絢音
麗乃「わかってるわ。でも思わず漏れちゃう声は仕方ないわよね」
紫「あなた無自覚で言うことなんてないでしょう」
麗乃「そう? あなた綺麗ね」
紫「……あぁ、はい……」
麗乃「あ、ほら今日の依頼者が来たわよ」
紫「あ、どうぞ!」
絢音「こ、こんにちは」
紫「こんにちは。どうぞ、こちらのソファに座ってください」
麗乃「あ、このひと綺麗」
紫「……麗乃さん……」
絢音「……? あっ、紫さんの……?」
紫「まぁ……えぇ、まぁ、そうです」
麗乃「すっごい綺麗、え、ちょっと顔色が悪すぎるけれど、それぐらいよ。あぁいえ、痩せ細ってるのも気になるわ、元気になってほしい」
紫「……その、ようこそいらっしゃいました、木津相談所へ。僕は所長の木津紫です。それで、そこにいるのが麗乃です。よければ、貴女のお名前は?」
絢音「えっと、絢音と、申します」
紫「絢音さんですね、こんにちは」
絢音「あっ、はい……」
麗乃「彼のお名前も訊いて?」
紫「……どうして今日はここへ?」
絢音「あの、少し前から、とても肩が重くて。時折、耳鳴りもして……そうじゃ、ないのかなと……」
紫「その“少し前”と“時折”がどういうタイミングなのかを、もう少し具体的に教えていただけませんか? ……心当たりがあっていらっしゃったんでしょう?」
絢音「あ……えっと……、……っ! いた……」
紫「絢音さん?」
麗乃「あ、彼が答えているわよ。んふ、熱烈ね」
紫「……影響は、結構強めですね」
絢音「すいませ、頭が、う……」
紫「あっ無理なさらないでください! ……彼に訊きますから」
絢音「……やっぱり、男、なんですか……」
紫「そう、らしいです」
絢音「……私、まだ彼を、苦しめて……うっ」
麗乃「彼、絢音ちゃんのこと今でも好きらしいわよ。あぁっごめんなさい、怒らないで? 好きなんて言葉じゃ足りないのよね、愛しているのよね」
紫「……貴女のことを、まだ愛しているらしい、ですよ。彼は」
絢音「それって、つまり、まだ苦しめてるってこと……なんです……」
紫「というのは?」
絢音「……彼が亡くなるときに、『ずっと愛してて』って、私が……言ったから……!」
紫「……そうなんですね。……でも、その、それなら、貴女に危害を加えるようなことをしないと思うんです。肩の重さや耳鳴り、頭痛があるんですよね?」
麗乃「あたしが訊いてあげようか?」
紫「うん、お願い」
麗乃「あら顔いいわね」
紫「……麗乃さん……」
麗乃「んふふ、本気だけどね? ねぇあなた、愛しい愛しい自分の女に取り憑いているあなた、どうしてその子を虐めるの? そういう趣味? 綺麗な顔をしてるのにもったいないわよ?」
紫「……どう?」
麗乃「……んふふ、ちょっと力の使い方がわかっていなかったみたい。自分がここにいることを伝えたかったのだけれど、それが苦痛になっていたことを知らなかったようよ? 今すっごい驚いてる。そんな顔も素敵ね」
紫「わかった、わかったから。じゃあ、麗乃さん、その使い方を教えてあげて?」
麗乃「んふ、もっとかわいく言って?」
紫「……人前、だから……」
麗乃「んふふふ、恥ずかしがってるのもかわいいからいいわ。ね、あなた、ちょっと練習をしましょ? 女の子を気持ちよくする、練習をね……?」
紫「……まぁ言い方は、なんでもいいんだけど」
絢音「あの……?」
紫「あ、ごめんなさい。えっと、どうやら、絢音さんに負の感情を抱いているとかそういうことはないらしいです。ただちょっと、自分の状態を把握しきれていないようで……絢音さんのことを愛していて、本当は守りたいんですって。今麗乃が力の使い方を教えているので、それで癒えるかと思います」
絢音「そうなんですか……?」
紫「信じてあげてください。彼らはみんながみんな、僕たちを傷つけようと思っているわけではないんです」
絢音「……わかりました」


今回はチャレンジ失敗です……!

一言セリフを違うところで使うつもりだったので、1時間以内で書いたところではいれることができませんでした……。書いている間に、「あ、こういう設定にしよう。で、ここで一言を使おうかなぁ」って思っていたのですが、そこまで行きませんでしたね……。

ちなみに、書こうとしていたのは、麗乃さんと紫くんの出会いのお話のようなものです。設定として考えていたのは、結局は死者が生者に取り憑いているっていうお話で、麗乃さんはちょっとイカれてるっていう感じです。2つの場面を書こうとするのはさすがに難しいですね。

それでは本日はこのへんで。もしこういう話を読んでみたいとか、もう少し説明してとか、いろいろお話したいこと、聞きたいことがありましたら、コメント欄に書いてくださったらうれしいです!

4学期が始まりますね。というか12月が始まりましたね!急に冷え込んできたので、体調には気をつけていきましょう。


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