梅雨が明けましたね。長尾です。本日20時、岡大放送文化部presents ラジオ 沈黙は銀#21「ペットへの愛を語れ!」を公開しました。
やっと部室が使用できるようになりました!いい環境で収録ができることの幸せを感じております。
さて、今回のテーマはペットです。パーソナリティの我々とリスナーの方々の深すぎるペット愛をお聴きください!
さあ、収録もちゃんとできるようになったことですし、しっかり更新していきます。
次回のテーマは「きのこ・たけのこ的論争に決着をつけたい」です。いつまでたっても終わることのない論争に我々が勝手に決着をつけたいと思います。
リスナーの方々には「きのこ・たけのこ的」な二つの対極の存在とそれに対するあなたの主張をお聞きしたいです。ぜひラジオネームと共にコメントよろしくお願いします。
次回は7月30日金曜日に公開予定です。お楽しみに。
NBA選手紹介#4
さあ、今回も張り切っていきます。今回ご紹介するのはこの選手です!
ヤニス・アデトクンポ 1994/12/6 (26歳) 211cm #34
ミルウォーキー・バックス所属
今回ご紹介するのはギリシャ生まれの怪物グリーク・フリーク(Greek Freak)こと、ヤニス・アデトクンポです。
彼には「規格外」という言葉が現役選手の中で似合うでしょう。211cmというセンター並みの体格とパワーながらスモールフォワード並みの機動力を持ち合わせ、時にはポイントガードのポジションも務める万能選手です。ウィングスパン(両腕を広げた時の幅)は驚異の221cm。彼が一度ゴールへアタックしたならば、もう止められません。ディフェンスはことごとくなぎ倒され、その先にあるのは豪快なダンク、ダンク、ダンクです。その腕の長さと身体能力を生かしたディフェンスも相手にとっては脅威でしかありません。シュートが不得意なことを除けば、彼は最強の選手でしょう。
彼は2013年のNBAドラフトで1巡目15位でミルウォーキー・バックスに指名されました。ルーキーイヤーにはオールルーキー2ndチームに選出され、そこから年々頭角を現していきます。2016年3月よりヘッドコーチのジェイソン・キッドによりポイントガードとして起用され、それ以来トリプルダブルに近い成績を記録しています。2017年から毎年NBAオールスターに選出、チームもプレーオフ常連となります。レギュラーシーズンの成績はここ3年で常に東カンファレンス3位以内をキープ。ヤニス自身も2019シーズンと2020シーズンの2年連続でMVPに選ばれました。
しかしプレーオフには進出するものの、毎年ファイナルまでは到達できていませんでした。2019年シーズンは東カンファレンスの決勝で、その年最強のウォーリアーズを倒し初優勝を果たすトロント・ラプターズの前に惜しくも敗退。昨シーズンはプレーオフ2回戦でレギュラーシーズン5位だったマイアミ・ヒートにまさかのスウィープ負け(1勝もできずに敗退)を喫してしまいました。ヤニスもついに移籍するのか…。そういったうわさが絶えませんでした。
昨シーズンのオフ、ヤニスはミルウォーキー・バックスと延長契約を結びました。バックスを優勝に導くと誓ったのです。そして迎えた今シーズン。ロスターを強化したバックスは安定の強さを見せ、東カンファレンス3位でプレーオフに進出しました。
1回戦、相対したのは昨シーズンまさかの敗退を喫したマイアミ・ヒートでした。昨シーズン、ヒートはヤニス対策を完璧に実行していましたので苦戦するかと思われていました。しかし、なんとヤニス率いるバックスはヒートを圧倒。4連勝のスウィープで昨シーズンの雪辱を果たしたのです。
2回戦の相手は、ケヴィン・デュラント カイリーアービング ジェームズ・ハーデンの史上屈指のオフェンシブビッグ3を形成した優勝候補、ブルックリン・ネッツでした。最初の2戦を敵地で落としてしまったバックス。誰もがネッツの圧勝で終わると思っていました。しかしなんと、ネッツの主力選手たちが次々とケガに苦しまされることになります。2回戦はついに、最終第7戦に突入します。この試合は激熱でした。ネッツのスターはもはやケヴィン・デュラント一人。バックスは鬼のようなディフェンスで彼を苦しめます。しかし歴代最強のスコアラーであるデュラントはお構いなしに得点していきます。第4Q残り7秒、バックスの2点リード、ねっつん攻撃。ボールを持ったのはデュラントでした。残り2秒、彼は3ポイントラインのトップからターンアラウンドでシュートを放ちます。ブザーが鳴り響きます。デュラントのシュートがリングに吸い込まれました。ネッツのホームコートは大盛り上がりです。
しかし審判のビデオ判定が入りました。デュラントの足がラインを踏んでいたのではないかと言うのです。その結果、デュラントのシュートは2ポイントと判断され、試合は延長戦に突入します。試合終盤、ヤニスがデュラントとの1対1を制して同点にします。そしてデュラントが値千金のレイアップシュートを狙いますが、それはバックスのセンター、ブルック・ロペスが阻みました。そしてそこからクリス・ミドルトンがシュートを沈め、次のディフェンスでジュルー・ホリデーがデュラントを止め、試合は決着。手に汗握る激闘はバックスがチームの力で制しました。
僕はこの試合を見てバックス推しになろうと決意しました。
東カンファレンスの決勝は番狂わせを起こしたレギュラーシーズン5位のアトランタ・ホークスでしたが、結果をみると4-2でバックスの勝利。ですがヤニスはこのシリーズで膝のけがを負ってしまいます。
そしてバックスは決勝戦へ。相手は同じ年に設立したフェニックス・サンズ。今年キャリア16年にして初優勝を狙うポイントゴッドのクリス・ポールが加入し、破竹の勢いで駒を進めてきたチームです。ヤニスも同様に初優勝を狙う男ですが、ケガをしたヤニスが試合に出られるのか…。不安が立ち込めていました。迎えた第1戦、そんな不安を晴らすように、ヤニスは復帰を果たします。サンズが勝てば球団初優勝、バックスが勝てば50年ぶりの優勝となるこのシリーズは、ラジオ公開日現在2勝2敗のタイです。ミドルトンの40得点、ヤニスの値千金の鬼ブロックなど毎回素晴らしい試合が繰り広げられています。クリス・ポールには優勝してほしい気持ちはありますが、僕はヤニスの優勝、ミルウォーキー・バックスを応援しようと思います。
ヤニス・アデトクンポがこの先どのようなキャリアを歩むのか、彼の活躍にこれからも目が離せません。