こんばんは、広報を担当している納富です。
ブログ「Seasonal」をお読みいただき、ありがとうございます。夏休み期間中だけの更新予定ですが、家族や友だちとの話の話題に”ちょっと”プラスになるような記事を書いていくつもりです。今後も、どうぞお楽しみくださいね (^_-)-☆
さて、前回のブログ内では、ブタの形をした蚊取り線香置き、正式には「蚊遣り豚(かやりぶた)」や「蚊取り豚(かとりぶた)」について取り上げましたね。蚊遣り豚が全国に広まった理由は諸説あるということなので、他の説については、またの機会にご紹介できたらと思っています。いつのタイミングになるかは分かりませんが (一一”)
「まだ読んでないよ!」という方は、ぜひこちらから読んでみてください (*´▽`*)
そして、今回取り上げるトピックも、前回のブログと同様に「蚊取り線香」に関係してくる記事となっています。結構有名な話かもしれませんが、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
あ、書き忘れる前に書いておきますね。ここだけの話になりますが、ブログの大まかなトピックを知りたい場合は、このページのURLをご覧になってみてください。特に、URLの一番最後の部分に注目してみてください。URLの一番最後の部分が「seasonal-katorisenko2」となっていると思います。「katorisenko2」=蚊取り線香(2回目)ということですね。この部分から「あぁ…蚊取り線香の話なのかなぁ…」と分かるようになっています(今までの記事も同じような仕様にしています)。まぁ、ちょっとした”こだわり”って所でしょうかね(笑)
私のちょっとした”こだわり”を紹介したところで、今回の記事の本編に入っていきたいとおもいます。それでは、ブログ「Seasonal」の始まりです (@^^)/~~~
「棒型と渦巻き型、どちらがお好み?」
ブログ冒頭からお伝えしている通り、今回も蚊取り線香の話題となっています。ということは、「棒状」と「渦巻き状」というのは、蚊取り線香の形状についてのことだろうと推測できますね。ですが、ふと「棒状の蚊取り線香なんてあっただろうか?」と疑問に思いませんか?今、スーパーマーケットをはじめとした小売店で販売されているのは
上の図のようなグルグルと「渦巻き状」のものを見かけると思います(画像:「かわいいフリー素材集 いらすとや」より)。しかしながら、初期の蚊取り線香の形状は「渦巻き状」ではなく「棒状」の蚊取り線香でした。それでは、蚊取り線香の材料となるとある花について記しつつ、歴史を振り返ってみましょう ヽ(^o^)丿
蚊取り線香が生産されるきっかけとなったのは、明治19年(西暦1886年)にアメリカのH.E.アモア氏から除虫菊の種子が贈られたことにはじまります。除虫菊という名前で知られているシロバナムシヨケギク(白花虫除菊)には、殺虫効果のある成分が含まれています。
この殺虫効果を活用する方法として、粉末状の除虫菊とおがくずを混ぜたものをくべるというものが考案されました。しかしながら、暑い夏に火鉢を用いるということから、普及には至らなかったそうです。
次に考案されたのが、線香に除虫菊を練り込むという方法でした。そして、明治23年(西暦1890年)に、棒状蚊取り線香「〇〇〇(商品名)」が誕生しました。しかしながら、棒状ゆえの課題もあったそうです。
1.倒れる(折れる):棒状蚊取り線香は立てて使うため、線香が倒れることもあったそうです(これが原因で、火災が発生したことも少なくなかったとか)。
2.燃焼時間の限界:棒状蚊取り線香の長さを伸ばすことで、燃焼時間を延ばすことはできますが、燃焼中に倒れやすくなってしまいます。すなわち、長さを延長するにも限界があります。ちなみに、当時の棒状蚊取り線香は、約20cmの長さで、燃焼時間は約40分が限界だったそうですよ。
このような課題を解決する方法として、明治28年(西暦1895年)に「渦巻き型蚊取り線香」が考案されました。この「渦巻き型」のデザインは、とぐろを巻く蛇が発想の元になったと言われています。渦巻き型を取り入れることで、安全性の向上や燃焼時間の延長が期待されました。
しかし、生産する際に数々の問題があったことから、大量生産ができるようになるまでに数年の歳月がかかりました。着想から12年がたった明治35年(西暦1902年)、試行錯誤を重ね「渦巻き型蚊取り線香」が完成しました。「渦巻き型蚊取り線香」の完成により、安全に取り扱うことができるようになったほか、約6時間の燃焼時間を得ることができるようになたそうです。
ここまで、棒状から渦巻き型になった経緯について書いてきました。ブログのタイトルには「棒状と渦巻き状、どちらがお好み?」と書いてはいますが、安全性等を考慮すると渦巻き状の蚊取り線香がよさそうでしたね(笑)
このブログに対するコメントは、ページ最下部のコメント欄からお送りください。お待ちしております \(^o^)/
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。次回の更新は、8月27日(木)を予定しています。トピックは、多分…夏の空模様について取り上げると思います。
お楽しみに (^_-)-☆