ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷 第14作目

おはこんばんは! 放送班・制作班・広報班所属文学部1回生の木村英です。

新学期が始まってもうすぐ一ヶ月が経とうとしていますね。そうしてゴールデンウィークも近づいてきています。相変わらず平日の5月2日が間に挟まりますが、5月6日も許せば長いお休み感覚になれますけれども、みなさんは何か予定を立てたりしているのでしょうか。私なんかはすぐ休みたくなりますけど、活動的な方はちょっと遠出したり一日中楽しんだりするのにいいタイミングなのかしらん。感染対策をお忘れずに。

まったく関係ないですが、今日私はスコーンを作りました。おいしかったです。また作りたいと思います(写真撮らずに食べきりました)。


さて、今週の「ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷」のお時間です。第14作目でございます。ラッキーセブンのダブルスコアですね。以下テンプレ。

このコラムは”花屋敷”というペンネームを使っている私、木村英が1時間でがんばってラジドラ台本書くぜ!というものです。より詳細な説明は第1作目で無駄に長く書いているので、気になる方はそちらを確認していただけると幸いです。

またチャレンジするにあたり、2つの外部サイトを使って縛りをつけます。

①診断メーカー様『2人の性格と関係で創作お題』:診断結果で出た性格と関係性の2人組を題材にします。

②お題ガチャ様『ひとこと台詞ガチャ』:ガチャ結果で出た台詞を途中で必ず使います。

今回は①冷静な人とマイペースな人で夫婦をお題に創作。②「0時の魔法が解ける前に早くお帰り」です。なんか平和でかわいらしいお話になりそうですね! 以下に載せる台本は1時間で制作したものです。誤字脱字誤用等あるかもしれませんが、お許しを。よ~い、スタート!


人物設定(執筆後作成)

  • 栞(しおり):冷静な女性。マイペースな夫に引きずられて自分もちょっとずつマイペースになってきて、ひとのタイミングを図らないようになってしまうのではないかと危惧している。
  • 蒼(あお):マイペースな男性。冷静な奥さんも家で好きなように過ごしてくれて嬉しい。

(ドアが閉まる音)
栞「……なにしてるの」
蒼「おかえり、栞!」
栞「…………ただいま、蒼」
蒼「舞踏会へ行きたいですか?」
栞「いや、別に。今はご飯が食べたいかな」
蒼「もっと驚いてよ~」
栞「そのいかにも魔法使いの服、どこから調達したの?」
蒼「会社で同僚にもらった」
栞「断ってきなよ……」
蒼「なにかできるかなと思って」
栞「できれば何もしたくないよそれ。もしくはハロウィンまで置いておきたい」
蒼「あっ! たしかにハロウィンまで置いておけばよかったな。そしたら栞はシンデレラの仮装してくれる?」
栞「灰被り状態でいいなら」
蒼「えぇ! いやだ、いや栞だったら灰被り状態でもかわいいだろうけど、せっかくなら青いドレス着てほしいなぁ」
栞「幼女じゃないんだから……」
蒼「栞に似合うと思うよ?」
栞「……褒められてるのかなぁ」
蒼「あっ、もちろん黄色もピンクもなんでも似合うと思うよ?」
栞「いいよ、趣味じゃないし」
蒼「また着てくれる?」
栞「……着なきゃいけなくなったらね」
蒼「はは、嬉しい!」
栞「…………蒼、は」
蒼「うん?」
栞「蒼は、そのときも、魔法使い?」
蒼「ん? うん、これ着心地いいんだよ、意外にも。ちょっと憧れあったしね」
栞「……王子様には、憧れなかったの?」
蒼「え、うん、そうかも。どっちかって言うと魔法使いのほうだな~」
栞「……あ、そう」
蒼「だって結局お姫様を助けてくれるのは魔法使いじゃない? 王子様はいいとこ取りな感じがする」
栞「まぁ、そうね。そうだけどね」
蒼「あ、でも、おれ栞には王子様でありたいなぁ!」
栞「ふふ、助けてくれないの?」
蒼「え! いや、助けはしたいけど、王子様でもありたい……」
栞「わがままじゃん」
蒼「うん……、うん、わがままになる。魔法使いに扮してシンデレラを助けて、そんで舞踏会に来たシンデレラと一緒に踊って、シンデレラのガラスの靴もおれが回収して、そして栞を見つける!」
栞「本当に全部するんだぁ」
蒼「ね、だから栞はシンデレラしよ? それで、おれに助けられて?」
栞「……いや、自分でドレスを調達しておめかしして、自分で道調べて行くから大丈夫だよ」
蒼「う~ん、優秀」
栞「だから蒼は王子様しなよ」
蒼「わかったよ。今度はそうするね」
栞「今度?」
蒼「うん。今はおれ魔法使いだから」
栞「あぁ……それは貫き通すのね」
蒼「もちろん。ほら、栞入って。まぁ玄関で引き留めちゃったのはおれなんだけど、ごめんね」
栞「いいよ。でもお腹空いちゃった」
蒼「だよね。ほら見て! おれが魔法で晩ご飯を用意したよ!」
栞「わ、豪華だね。……、ごめん、今日、なにかの記念日だった?」
蒼「え? あぁ違うよ! おれがしたくてやった。今日はなにもないよ? ……ないよね?」
栞「うん、ないはず。いただいていい?」
蒼「もちろんいただいてほしいんだけど、その前に、着替えない?」
栞「たしかに。そうね、スーツのままでこんなにいいディナーを食べるのは合ってないもんね」
蒼「ね。だからね、栞のベッドにね、服用意しといたから、それ着てみて?」
栞「え、私の服までもらったの? もしかして……シンデレラのドレス?」
蒼「はは、さすがにそれはなかったよ。会社にドレスを持ってくる同僚はちょっと見てみたかったけど」
栞「じゃあ、……買ったの?」
蒼「えへ」
栞「蒼が? 私に?」
蒼「買っちゃった!」
栞「……めずらしいねぇ」
蒼「えへへへ」
栞「……ふふ、じゃあ着替えてくる。あ、あと、その前に手洗ってくる」
蒼「うん。ねぇ栞」
栞「なに?」
蒼「0時の魔法が解ける前に早く帰っておいで
栞「……ん、わかった」
蒼「あ、栞照れた」
栞「…………うるさい」
蒼「待ってるね~」

栞「……おまたせ」
蒼「あ! あ、すごい! 似合ってる! きれい!」
栞「……これ、とても素敵なワンピースだね。色も好き」
蒼「ほんと? よかった~」
栞「うん。ありがとう、うれしい」
蒼「うん! じゃあ、おれも……」
栞「え?」
(布擦れの音)
蒼「……ちょっと、かっこよくなりたいなぁ、って思って……」
栞「……蒼、それ……」
蒼「……えへ、栞がとってもきれいだから、ちょっとはずかしいね」
栞「そんなことないよ……蒼、ジャケットスタイルも似合うんだね……」
蒼「……王子様、って感じになってみた」
栞「魔法使いのほうがいいんじゃなかったの?」
蒼「でもでもだって、王子様じゃないと、シンデレラと結婚できない……」
栞「……ふっ、ふふ」
蒼「わらわないでよ……」
栞「ふふ、じゃあ、ふふ……、かっこいい蒼王子様?」
蒼「……なんでしょうか、栞様」
栞「私、あなたとディナーをいただきたいの。エスコートしてくださる?」
蒼「……! もちろん、喜んで!」


チャレンジ成功にしましょう!

ひさしぶりにかわいい感じになったと思います。目標としていた明るい男性とクールな女性という組み合わせが書けたと思います。

ところでシンデレラのお話を読み返そうと思って絵本を探したら、シンデレラ(灰かぶり姫)はなかったです。そんなことある?って思いましたけど、私シンデレラよりベルの方が好きだったので、厳選の過程でなくなってしまったのかもしれません……。

それでは本日はこのへんで。もしこういう話を読んでみたいとか、もう少し説明してとか、いろいろお話したいこと、聞きたいことがありましたら、コメント欄に書いてくださったらうれしいです!

月曜日に対面授業があるため、日曜日に夜更かしできなくてちょっと悲しい私でした。


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