おはこんばんは! 放送班・制作班・広報班所属文学部1回生の木村英です。
テスト期間のため一週空きましたこのコラム、待っている人はそういないと期待しないようにしつつも、ちゃんと投稿しなくてはと思い、今週から再開いたします。だけれどすっごくギリギリな時間になってしまいました……。ネットとSNS探索しないでやることやって花屋敷さん……。
さて、今週の「ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷」のお時間です。第4作目となりました。以下テンプレ。
このコラムは”花屋敷”というペンネームを使っている私、木村英が1時間でがんばってラジドラ台本書くぜ!というものです。より詳細な説明は第1作目で無駄に長く書いているので、気になる方はそちらを確認していただけると幸いです。
またチャレンジするにあたり、2つの外部サイトを使って台詞の縛りをつけています。
①診断メーカー様『こんなお話いかがですか』:診断結果で出た始めと終わりの一文を必ず使います。
②お題ガチャ様『ひとこと台詞ガチャ』:ガチャ結果で出た台詞を途中で必ず使います。
今回は①「冷たい風が頬を刺す」で始まり「銀色の指輪が朝日を反射して眩しかった」で終わる。②「場所は選んでくださいね」でした。相も変わらず台詞向けじゃない文章なんですよね……。モノローグ始まりにしないとなると、今回みたいなずるい表現になってしまう……。と、ぼやきはまた後でということにして、さっそく書いていきましょう。以下に載せる台本は1時間で制作したものです。誤字脱字誤用等あるかもしれませんが、お許しを。よ~い、スタート!
人物設定(台本執筆後作成)
- 景人(けいと):男性。小説家。ぶっきらぼうだけど、好きな女の子に対しては結局優しい。朝ご飯を作るのは彼のお仕事って決まっている。
- 桜子(さくらこ):女性。「女は愛嬌」が座右の銘。好きな男の子が作ってくれる朝ご飯が大好き。
景人「……冷たい風が頬を刺す、ってこんなときを言うのかね」
桜子「あれ、やっと起きたの文学少年」
景人「少年なんて歳じゃないだろ……。ってか寒い、窓閉めて」
桜子「おそと、いーっぱいゆきがふってるよ! ゆきだるまつくろう!」
景人「ドアを開けて~って? 古いな……」
桜子「お兄さん飛び越えておじいちゃんみたいだよ、景人くん?」
景人「桜子はいつまで経っても子どもみたいだな、早く窓閉めろ」
桜子「あ、もう~雪見てたのに」
景人「窓閉めても見えるでしょうがよ……。あ~……頭痛い……」
桜子「水持ってこよっか?」
景人「ん~頼む」
桜子「はぁい」
景人「昨日は〆切りギリギリに提出して……もう……ほんとに……呑んだな……。あ~腰も痛い、なんでベッド行かなかったんだろ」
桜子「雑魚寝でいいじゃんって行ったの景人くんだよ、覚えてない?」
景人「うっすらと……? 桜子は大丈夫なのかよ」
桜子「さっきちょっとストレッチしたからね、寝起きよりマシだよ」
景人「偉いな……」
桜子「はい、二日酔いおじさん、お水」
景人「サンキュ」
桜子「ねぇねぇ景人くん、桜子お腹空いたぁ。朝ご飯食べよ?」
景人「あ~……そうだな……」
桜子「もう! 景人くん、そろそろちゃんと起きて! そしてご飯作って!」
景人「はいはい……よいしょっと……」
桜子「お布団畳んどくね! 洗濯しなくてもいいでしょ?」
景人「ん、いや、それ前も使ったから、洗濯機に入れといてくれるか?」
桜子「え! ……誰と……?」
景人「は? 俺だけだけど」
桜子「なんで?」
景人「ベッドに炭酸ジュースぶちまけたから」
桜子「ストレスでも溜まってたの?」
景人「いや、ずっこけた」
桜子「え! かわいい!」
景人「何がだよ……。食パン何つける?」
桜子「今日はバターの気分! あと目玉焼きは半熟ね!」
景人「残念、今日の卵はスクランブルエッグです」
桜子「あ、それならトーストに乗せよっかな」
景人「は? それなら目玉焼きにするわ」
桜子「景人くんのそのこだわり、よくわかんない」
景人「別に良いだろ。……ってなに、キッチンになんか用?」
桜子「ん~? ちょうどよく光が当たるところないかな~って」
景人「なんで」
桜子「え、だってさっきからそれチラチラ光って綺麗だから」
景人「それ? ……あぁ」
桜子「でもそれどうやって光らせてるの? 私の全然キラキラしないんだけど」
景人「あぁもう邪魔! あとであとで」
桜子「え~!? キラキラさせようよ!」
景人「お腹空いたって言ったの桜子だろ、もう完成するから。抱きつくのもやめて、邪魔だから。場所は選んでくださいね桜子さん」
桜子「ひどぉ。でもたしかに朝ご飯は大事だね、うんうん。じゃああとでね! 絶対ね!」
景人「はいはい。ほら食パン焼けたし。バター塗っとけ、目玉焼き乗せてやる」
桜子「やったぁ! いい匂いする~、あったかぁい」
景人「ちゃんと半熟だから。あ、俺のも塗っといて」
桜子「ん~。はい一枚できあがり! もう一枚もほいほい~っと」
景人「ん。……今更だけどハムかベーコン乗せてもよかったな」
桜子「え! いいね、それ。今度しよ?」
景人「だな。桜子、何飲む?」
桜子「ココア! 景人くんもあったかいの飲む?」
景人「あぁ、もうだいぶ頭覚めてきた。この部屋お前が窓開けたせいで寒いし」
桜子「あ、ねぇ、雪見ながらご飯食べようよ」
景人「……桜子、お前そんな雪好きなのか?」
桜子「だって初めての雪だもん、景人くんと見る初めての」
景人「……。……はいはい」
桜子「じゃあローテーブル移動させるね~」
景人「おう……。パンも持っていって、俺カップ持って行くわ」
桜子「うん!」
桜子「ん~! 半熟の卵おいしい!」
景人「そりゃよかった。昨日の夜、けっこう雪降ってたんだな」
桜子「昨日は遊んでお酒飲んでばっかだったもんね~今日はまったりしよ」
景人「そうするか。……雪、積もってるけど、めちゃくちゃ天気良いな。溶けるんじゃね?」
桜子「あれ? もしかして、景人くんも雪好き?」
景人「まぁ、見る分には。あと、書く分には」
桜子「ふ~ん? ふふっ、ね、今日夜お鍋にしよ」
景人「もう晩ご飯の話かよ、食べ物にしか興味ないのか」
桜子「お鍋にしていいならお買い物行かなきゃだもん」
景人「いいよ、鍋にしよ。あったかくして、まったりしたらいいな」
桜子「うんうん。……あ!」
景人「わ、なに?」
桜子「危ない、忘れるところだった。景人くん、手出して」
景人「手?」
桜子「そっちじゃない! 左手!」
景人「左手? あぁ、そういえば言ってたな」
桜子「天気良いし、雪で反射するから……、ほら窓の方に手伸ばして」
景人「はいはい、わかったから引っ張るな」
桜子「ほら……、ほら、ほら! すっごい綺麗じゃない?」
景人「……うん」
桜子「もう、照れないで景人くん!」
景人「桜子ははしゃぎすぎ」
桜子「だって嬉しいじゃん、こんなにキラキラして、とっても綺麗で、ほんとに素敵」
景人「……そうだな」
桜子「嬉しいね! なんだか幸せだね?」
景人「まぁな」
桜子「うふふふふ」
景人「機嫌良いなぁ……」
桜子「ね、ね、文学少年くん」
景人「だから少年って歳じゃないだろ」
桜子「文学青年くん」
景人「なんですか?」
桜子「この景色を文学っぽく言い表すと、どんな感じになりますか?」
景人「……ん~」
桜子「私、景人くんの書く文章大好きだよ。何回も言っちゃってるけど」
景人「ありがと、それは何回言われても嬉しい。……じゃあ、ありきたりだけど」
桜子「お! なに?」
景人「銀色の指輪が朝日を反射して眩しかった」
本日もチャレンジ成功でございます!うん、完全につかめてきたな。次は内容の完成度を磨いていくチャレンジにしましょうかね?
今回はラブラブ新婚さんのお話になりました。けっこう、奇天烈な設定じゃない普通のほんわかストーリーになったのではないか……?と思っています。それにしても診断でお題を決めると、どうにも恋愛方面のお話になってしまいます……。どうにかして友情ものとかギャグものとかにしてみたいところです。頑張ります。
ちなみに花屋敷さんは姫路に住んでいるのですが(大学には通い勢です)、この冬、まだ雪は見られていないです。そのはずです。→何度か雪チラついていたようです。私が家を出ていないだけがばれた……。岡山ではどうでしょう?また、あなたのご実家の方はいかがでしょう?積もると雪かきなど大変で厄介ですが、ちらちら降る分には綺麗でいいなぁと思っています。実はわたくし新潟生まれなので、ちっちゃい頃は大雪と戯れていました。両親は雪かきとか運転とか大変だったとかでそんなに良い思い出はないらしいのですが、ちっちゃい私は普通にそり遊びとかして楽しんでいた記憶がおぼろげにあります。
突然関係ない雑談になりましたが、ちょっと話を戻しまして、ほんの小さな予告を……。次回からは、登場人物にお名前をちゃんとつけようと思います。花屋敷さんは、本当はお名前をつけるのが大好きなんですが、特に理由無くつけていなかったんですね。そうしたらこのコラムを読んでくれている部員兼ソウルメイトが、「名前はつけないです?」と言ってくれたので、やっぱりちゃんと考えようと思います。これまでの4作分にもつけて、来週のコラムで紹介しようと思っていますが、この一週間でしれっと、過去作のAとかBとかがお名前に書き換わっているかもしれませんね?楽しみにしていただけると幸いです。
それでは本日はこのへんで。もしこういう話を読んでみたいとか、もう少し説明してとか、いろいろお話したいこと、聞きたいことがありましたら、コメント欄に書いてくださったらうれしいです!
また来週、ここでお会いしましょう。
(木﨑くんの真似をして……)
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