おはこんにちばんは! 放送班・制作班・広報班所属文学部2回生の木村英です。
私事ですが、私のノートパソコンが故障しました。とても悲しいです。今現在は、家にある、主に父が使ってるノートパソコンを借りています。このパソコン、私のより大きくてテンキー付きだから感覚でキーボード押すと間違えることあるし、キーボードカバー付けてるから入力しにくい……貸してくれることはうれしいんだけど!修理に2週間ほどかかるようです。テスト期間もあるのに、つらいです……。
さて。今週の「ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷」のお時間です。第18作目でございます。18は好きです、おはこ十八番。以下テンプレ。
このコラムは”花屋敷”というペンネームを使っている私、木村英が1時間でがんばってラジドラ台本書くぜ!というものです。より詳細な説明は第1作目で無駄に長く書いているので、気になる方はそちらを確認していただけると幸いです。
またチャレンジするにあたり、2つの外部サイトを使って縛りをつけます。
①診断メーカー様『2人の性格と関係で創作お題』:診断結果で出た性格と関係性の2人組を題材にします。
②お題ガチャ様『ひとこと台詞ガチャ』:ガチャ結果で出た台詞を途中で必ず使います。
今回は①口下手な人と腹黒な人でパートナーをお題に創作。②「愛情だけはいっぱい入ってるからね」です。ひとくちにパートナーって言ってもいろいろありますよね……、むずかしい。以下に載せる台本は1時間で制作したものです。誤字脱字誤用等あるかもしれませんが、お許しを。よ~い、スタート!
人物設定(執筆後作成)
- 佳子(かこ):口下手な人間の女性。人付き合いが苦手。突然現れた天使に、「キミはもうすぐ死にます。だからボクが守るよ」と言われた。まるで死神みたいだなと思った。
- カイユウ(かいゆう):腹黒な天使。生物学上の雌雄は存在しないがとりあえずボクっ子。人間を守るのは佳子が初めてではない。
カイユウ「カコ、キミ、今ボクがいないと死んじゃうんだよ? わかってる?」
佳子「わかってるよ」
カイユウ「天使であるこのボクの御加護がないと死んじゃうんだよ!」
佳子「そうらしいね」
カイユウ「なのにボクのご飯作ってくれないの?」
佳子「作らないよ」
カイユウ「なんでなの!?」
佳子「作らないったら作らない。お金は渡すから好きに買ってきなよ」
カイユウ「……ボクのことはキミにしか見えないんだよ、買い物なんてできないよ」
佳子「ウーバーで頼めば? スマホ貸すよ」
カイユウ「そんな~! キミの手料理をボクは食べたいのに……」
佳子「そもそも、カイユウはどうして私のご飯食べたいの? ……上手じゃないよ」
カイユウ「え? 好奇心」
佳子「……あっそ」
カイユウ「え~カコが聞いたのに冷たくない?」
佳子「そうかな」
カイユウ「あ! じゃあじゃあ、ボクが作ろうか?」
佳子「え?」
カイユウ「ボクが作ったら、キミも作ってくれる?」
佳子「そ、そんなに私のご飯がいいの?」
カイユウ「いいの! だって、新鮮じゃん! ボクはもういろんなものを体験しすぎてなにを見ても食べてもおもしろくないからさ」
佳子「私の食べたっておもしろくないよ」
カイユウ「おもしろくはないかもしれないけど、初めて知ることはできるよ。カコの料理の腕前のことを、ボクはまだ知らないからね」
佳子「そう……。そんなに、言うなら」
カイユウ「はは、うん、そうこないと!」
佳子「あ、食材買ってこようか? いや一緒に行ったほうがいいのか、どうせ見えないんだし」
カイユウ「どうせって言い方ぁ……」
佳子「……あ、ごめん」
カイユウ「あはは、いいよ。でも、それも楽しそうだけど、今度にしようかな」
佳子「え、そう?」
カイユウ「うん。じゃあ、ちょっとキッチン借りるね!」
佳子「いいけど……、ほんとに食材ないよ?」
カイユウ「大丈夫大丈夫! でも、――のぞかないでね?」
佳子「え、うん、わかった……けど、なんで?」
カイユウ「うーん、なんでも?」
佳子「なんでもって……。ふふ、鶴みたい」
カイユウ「あ! それわかるよ、鶴の恩返しっていうやつでしょ? そうそう、恩返し!」
佳子「……私が助けられてるのにね?」
カイユウ「まぁそうだけど。待っててね~」
佳子「うん」
カイユウ「……、ん、あれ」
佳子「! どうしたの?」
カイユウ「あーいやいやいや、大丈夫、大丈夫だから来ないでね!」
佳子「う、うん」
カイユウ「……あ、やばいかも」
佳子「カイユウ?」
カイユウ「大丈夫大丈夫」
佳子「そう……」
カイユウ「これ入れとけばおいしいはず……」
佳子「……カイユウ、失敗してる?」
カイユウ「ダイジョウブダヨ」
佳子「……ふふ」
カイユウ「できたー!」
佳子「ようやく?」
カイユウ「思い出したんだけど、ボクそんなに料理したことなかったや」
佳子「なら、新鮮だった?」
カイユウ「新鮮だったかもしれない。最後にしたの何百年前だろね」
佳子「……見た目は、よさそう」
カイユウ「見た目だけじゃないよ、ちゃんとおいしいよ」
佳子「ほんと?」
カイユウ「ほんと! 味見しようか?」
佳子「してなかったんだ」
カイユウ「キミのからだけど、ちょっと失礼~」
佳子「どうぞ。どうなの?」
カイユウ「おいしいよ!」
佳子「すぐ言うのちょっとあやしいね」
カイユウ「四の五の言わず食べて!」
佳子「はいはい、わかった」
カイユウ「……どう?」
佳子「……思ったより、おいしいかも」
カイユウ「一言余計かもな~でも当然なんだよね! 愛情だけはいっぱい入ってるからね!」
佳子「うん、食べられる。普通においしい」
カイユウ「じゃ、キミも作ってね!」
佳子「今から?」
カイユウ「もちろん、だってボクのご飯ないし。お腹空いた~」
佳子「自分の分も作ればよかったのに」
カイユウ「ボクはそんなにいらないから」
佳子「え? じゃあ、あんまり量は作らないでおく」
カイユウ「ん? あぁいや、キミのだったらいっぱい食べたいよ!」
佳子「そうなの。……うん、ごちそうさま。ありがとう」
カイユウ「お粗末様でした、だっけ?」
佳子「うん。じゃあ……残り物でだけど、作る」
カイユウ「やった~!」
佳子「……先に言っておくけど」
カイユウ「うん?」
佳子「上手じゃないよ? ……ひとさまに出せるものじゃない」
カイユウ「いいんだよ。だってボクは天使だし!」
佳子「……ん? あれ?」
カイユウ「どうしたの?」
佳子「冷蔵庫から全然食材減ってないんだけど……」
カイユウ「そう?」
佳子「カイユウ、なんか食材持ってたの?」
カイユウ「ん~? ふふ、ううん?」
佳子「じゃあさっきのどうやって作ったの?」
カイユウ「えへへ、秘密。鶴もそうだったでしょ?」
佳子「そうだけど……」
カイユウ「ほら、カコ、料理作ってよ! たのしみだな~」
チャレンジ成功……かはちょっと微妙です……。
鶴の恩返し的なサムシング。そもそもパートナーとはなんぞや、という感じ。命綱を一方的に握られている関係。
もうすこし冒頭にお話をいれたかったですね。いつも以上にわけわからん感じになってしまいました。鶴の恩返し的サムシングなので、カイユウが料理したあと食材が減っていなかったのはそういうことなんですよね。いや、鶴は布の全部を自分の羽で作ったわけではないようですけど……。それと、死神だと思った佳子の直観は間違ってなかったんです。アブダクションされちゃった。
なんか怖い話になっちゃいましたね。
それでは本日はこのへんで。もしこういう話を読んでみたいとか、もう少し説明してとか、いろいろお話したいこと、聞きたいことがありましたら、コメント欄に書いてくださったらうれしいです!
パソコン使えなくなって、結構精神的ストレスがすごいので、来週再来週、もしかしたらコラム落としちゃうかもです……でもできる限り書きますので、どうぞよしなに。
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