ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷 第22作目

おはこんばんにちは! 放送班・制作班・広報班所属文学部2回生の木村英です。

あと1ヶ月弱で2学期が終わりますが、みなさんは夏休みの予定とか、もう決まっていますか?その前にテストとレポートがあるのをひとときだけでも忘れて、ちょっと考えてみたいものです。私は、2日間は確実に決まっています。あともう1日、スイパラに行く予定を今立てているところです。初めてのスイパラ、大学生っぽくない?女の子っぽくない?とそわそわしているところです。


さて。今週の「ラジドラ台本ワンライチャレンジby花屋敷」のお時間です。第22作目。ゾロ目ですね。2で割れると思ったらすぐ割れなくなるから、私は22があまり好きではありません。以下前回からのテンプレ。

このコラムは”花屋敷”というペンネームを使っている私、木村英が1時間でがんばってラジドラ台本書くぜ!というものです。より詳細な説明は第1作目で無駄に長く書いているので、気になる方はそちらを確認していただけると幸いです。

またチャレンジするにあたり、縛りをつけています。

キャラデザお題ガチャ様:登場人物のうち1人をガチャで出た性格・設定にします。

②お題ガチャ様『ひとこと台詞ガチャ』:ガチャ結果で出た台詞を途中で必ず使います。

今回は①性格・設定=真面目・酒乱、②「無理して笑わなくていい」です。私はお酒が飲める年齢ではありますが、まだ一滴も飲んでいません。そんな人間が書けるのか。以下に載せる台本は1時間で制作したものです。誤字脱字誤用等あるかもしれませんが、お許しを。よ~い、スタート!


人物設定(執筆後作成)

  • 守永(もりなが):仕事は真面目にする酒乱気味かもしれない女性。会社で嫌なことあっても「でも家に帰ったら推し(がプリントされた抱き枕)がいるしな……」と思い出すことで超回復するタイプ。酒は弱いが理性は長く続く方だし記憶は残る。
  • 敷村(しきむら):仕事は真面目でちょっと怖いと思われがちだが後輩への教え方がうまい男性。人間関係が理由でやめていった同期が数人いたため、それを改善しようと気にかけている。酒は強いしあとにも残らないし記憶も残るから、飲み会のあとは全員を介抱している。

守永「敷村せんぱぁい、聞いてくださいよぉ」
敷村「ちゃんと聞いてる」
守永「私ねぇ、また部長に褒めてもらえたんですよぉ」
敷村「よかったな」
守永「嬉しかったんですぅ。わぁこんなの絶対このプロジェクト成功させなきゃダメじゃん! って思ったんですねぇ」
敷村「二つだもんな、守永の企画通ったの」
守永「そうなんですぅ。……なのにねぇ、同期とか他の先輩から『部長に気に入られてるだけじゃん』って言われたんですよぉ?」
敷村「……そうか」
守永「こんな典型的な陰口言われたのはじめてだったんで、びっくりしました~!」
敷村「声でかい」
守永「部長のオキニって、部長はアイドルかよって感じですよねぇ~! キャー部長カッコイイー!」
敷村「向こうで部長驚いてるから、大声出すな」
守永「えぇ!? 私視線もらっちゃった? ウレシー!」
敷村「……お前、なんかのアイドル推してるのか?」
守永「推しは生活の潤いなんですよぉ、先輩は推しいないんですかぁ?」
敷村「いない。そういうのには疎い」
守永「ふぅん、つまんないひと」
敷村「つまんな……!?」
守永「あっ! 推しといえばぁ、せんぱい聞いて聞いて、推しが今度アリーナツアーするんですよぉ! コ◯ナとかくそウイルスのせいでとんだ悔しさから2年、すごいですよねぇ」
敷村「すごいな」
守永「絶対ライブ行きたいんで有給とらせてくださいねぇ」
敷村「部長に言え」
守永「あぁ~推しとお酒のみたぁい」
敷村「……悪かったな、会社の飲み会なんかに誘って」
守永「全然いいんですけどねぇ? タダ酒じゃないからなぁ!」
敷村「……ならかなりいいコスパしてるなお前の身体。カシオレ2杯でそんなに酔ってたら」
守永「わたしまだビール飲めないんですぅ、子ども舌なのぉ」
敷村「そうだな。あ、こら、言ってるそばから俺の酒飲もうとするな」
守永「ビールっておいしいんですかぁ?」
敷村「味わって飲むもんじゃない、飲めないなら飲まなくていい。太るぞ」
守永「え! じゃあせんぱいもビール腹?」
敷村「……まだ大丈夫だ」
守永「ビール飲むのやめたらいいんじゃないですか?」
敷村「そこだけ真顔で言うのやめろよ、やめられねぇんだよこっちは」
守永「せんぱい堅物みたいな顔して飲み会好きですもんねぇ」
敷村「む、顔こわいか?」
守永「え、ぜんぜん」
敷村「どこから堅物が出てきたんだ……?」
守永「カシオレなくなっちゃった」
敷村「ジュース頼むか?」
守永「なぁんで! 私カルーアミルクも飲めるんですよぉ!」
敷村「ダメだダメだ、度数あげてどうする。オレンジジュース頼むから」
守永「りんごの方が好きです」
敷村「……アップルジュース頼むから」
守永「ありがとうございま~す!」
敷村「はいはい、それまで水飲んどけ。薄めてろ」
守永「せんぱいいいひとですよねぇ、恋人いないんですかぁ?」
敷村「いない」
守永「……はっ! これすっごいねらってるみたいにみえますねぇ!」
敷村「見えるなぁ」
守永「ねらってはないですからねぇ? ねらわれてもせんぱいこまるでしょぉ!」
敷村「困りはしないが、今迫られたら困る」
守永「んふふふ、いいですよぉ。でもせんぱい同期から狙われてますよぉ? きをつけてくださいねぇ!」
敷村「言うな言うな、気にしちゃうから」
守永「えぇっ、かわい~」
敷村「はいはい、ほれ、アップルジュース届いたぞ」
守永「やぁカシオレ飲みたい~」
敷村「今日はもうやめとけ」
守永「あ違うカルーアミルク」
敷村「どっちもダメ」
守永「せんぱい、こうはいからモテますよねぇ」
敷村「ありがとうな。……じゃない、そういえばお前、同期に陰口言われたって」
守永「えだまめたべたい」
敷村「枝豆は好きなのか。じゃない! おい、もっと詳しく聞かせろ」
守永「せんぱい、これがわたしの推しなんですかっこいいでしょ~」
敷村「守永」
守永「も~今打ち上げですよぉ。そんなこといいじゃないですかぁ、成功したんだしぃ」
敷村「よくない。人間関係の不和があったらちゃんと言えって言ったろ」
守永「ふわぁ? ふわふわぁ?」
敷村「違う、はぐらかそうとするな」
守永「せんぱいもっとのみましょぉ?」
敷村「お前より5倍飲んでる」
守永「すごぉい!」
敷村「守永、無理して笑わなくていい
守永「……やさし~。いいんですよぉ。こうやってきづかってくれるひといるんだし」
敷村「……お前そんなに酔ってないだろ」
守永「だからカルーアミルクくださいっていったじゃないですかぁ」
敷村「……今度あったらちゃんと言えよ」
守永「じゃあまたこれからも企画作りがんばりまぁす!」
敷村「はいはい、がんばってな……」
守永「ねたまれるくらいに!」
敷村「やめろやめろ、それを目標にするな」
守永「いえーい!」
敷村「メンタル強いのはいいことなんだけどな……」


まぁまぁ、チャレンジ成功でしょう!

よくある感じの、恋愛にはいかない版、みたいなお話です。どうでもいい会話にほんの少し真面目な話を入れるのが好き。

ただ、酒乱設定はそんなに活かせなかったですね。気持ち的には、会話があっちこっちに行く感じで表したつもりですが、「乱」というからにはもっとはっちゃけさせるべきだったのかも? 「真面目・酒乱」っていうおいしい組み合わせだったのにな~とは思いますが、まぁこれぐらいにおさめときましょう。

それでは本日はこのへんで。もしこういう話を読んでみたいとか、もう少し説明してとか、いろいろお話したいこと、聞きたいことがありましたら、コメント欄に書いてくださったらうれしいです!

毎週、今日こそ落としてしまうのではないかと戦々恐々しながらなんとか間に合わせて更新しています。どうぞよしなに、お付き合いくださいませ。


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