こんにちは、長尾です。本日17時、岡大放送文化部presents ラジオ 沈黙は銀#20「お悩み相談」を公開しました。依然として部室での収録が不可能なため、今回はそれぞれの自宅で収録を行っています。収録機材が充実しているとは言えない(というか収録用のマイクもない)ため、正直普段より音質がよろしくないです。ご了承ください。内容は面白いと思います!
沈黙は銀も気づけば20回目……ということで、ベタにお悩み相談企画をやってみました!早速お楽しみください。
20回を迎えた沈黙は銀はいかがだったでしょうか。これからもリスナーの皆さんに楽しいラジオをお届けしていきたいと思います。応援・コメントよろしくお願いいたします!
次回のテーマは「ペットへの愛を語れ!」でございます。皆さんの熱いペット愛をお聞かせください!楽しみにしております。それではまた次回お会いしましょう。あ、次回の公開日も未定ですので、気長にお待ちいただけると幸いです。
NBA選手紹介#3
さて、ここからは最近恒例、皆さんお待ちかね(?)のNBA選手紹介のコーナーです!今回ご紹介するのはこの選手です!
ジェームズ・ハーデン 1989/8/26(31歳) 196cm #13
ブルックリン・ネッツ所属
今回ご紹介するのはNBAの髭こと、ジェームズ・ハーデンです。愛称は「The Beard(髭)」ふざけて書いているのではありません、本当に髭がすごいんです!見た目のインパクトはNBAの中でもダントツだと思います。見た目だけではなくプレーも一級品で、得点、アシストなどオフェンスに関しては歴代屈指のプレイヤーでしょう。特に彼の必殺技であるステップバック3ptは”誰にも止められません”。ディフェンスには、来ることが分かっていてもボールに触れられないのです。しかもそれを正確に決めるため、まさに必殺技なのです。彼は2009年のNBAドラフトで全体3位でOKC(オクラホマシティ)サンダーに指名されました。1回目に紹介したステフィン・カリーと同期ですね。しかしカリーよりドラフト順位は高いです。つまり、めちゃくちゃ上手い選手ということです!オールスター選出9回、MVP1回、シックスマン賞1回、アシスト王1回、得点王3回など、数々の記録を残しているバケモノです。ちなみに未だ優勝経験はありません(カリーのせいで)。ここに優勝が加われば彼のキャリアはものすごいことになるでしょう。
今では得点王を3回もとるほど脅威のスコアラーである彼のNBAキャリアは、シックスマン、つまりベンチスタートから始まりました。OKCサンダーには当時、PGのラッセル・ウェストブルック(現在八村塁のチームメイト)とSFのケビン・デュランの二枚看板がチームをけん引しており、その陰で彼は控え選手として活躍していました。2011-12シーズンで彼はスコアラーとしてさらに成長し、シックスマン賞を受賞。そしてその年、OKCサンダーはNBAファイナルまで勝ち進みましたが、レブロン・ジェームズ率いるマイアミ・ヒートに惜しくも敗れてしまいました。ただOKCサンダーのエースは皆若かったので、将来が最も明るいチームとして期待されていました。しかしその年のオフシーズン、チームは彼が納得する分の契約金を提示できなかったことから、彼はヒューストン・ロケッツに移籍することになります。
ロケッツに移籍したハーデンは、天才スコアラーとしての才能を全開に発揮します。ロケッツに移籍して初の試合でいきなり37得点をたたき出し、次の試合でも45得点と大活躍します。その後も活躍を続け、ハーデン率いるロケッツは毎年プレーオフに出場するようになります。ハーデン自身も2017-18シーズンにMVPを獲得、2018-20シーズンまで3年連続で得点王に輝くなどバケモノじみた活躍を見せていました。しかしロケッツが所属する西カンファレンスは強豪ぞろい、しかもちょうどステフィン・カリー率いるGSW(ゴールデンステイト・ウォーリアーズ)が猛威を振るっていた時期でした。毎年のように彼はプレーオフに出場してはGSWにあと一歩及ばず敗退してしまうのです。
一番惜しかったのは2017-18シーズンのプレーオフでした。ロケッツはこの年、PGの究極形、ポイント・ゴッドの異名を持つ天才クリス・ポールを擁しており、レギュラーシーズンではGSWにゲーム差7をつけて西カンファレンス1位でした。プレーオフで順当に勝ち上がったロケッツは、因縁の相手に挑みました。カリー率いるGSWです。その前年からGSWはNBA最強のスコアラー、ケビン・デュラントを獲得しており、他のチームはこの歴代最強チームにまっったく歯が立たず、散っていきました。もちろん下馬評はGSW優勢。しかしこのシリーズ、ロケッツはGSW相手に2勝2敗で迎えた大接戦の第5戦を制し、先に大手をかけることに成功しました。NBAでは第5戦のことをマストウィンゲームと言いこれに勝利した方のチームが駒を進める可能性がかなり高くなります。ただ、この接戦の中でクリス・ポールがけがを負ってしまい、残りの試合を欠場する事態になってしまいます。そして、その穴を見逃さず残りの試合を完全にモノにしたのが最強集団GSWでした。反対にロケッツは最終第7戦で3ptシュートを27本連続で外すという惨劇に見舞われ、本当にあと一歩のところで最強集団に及ばず敗退することになってしまいました。
その翌シーズンのプレーオフでもハーデンはGSWの前に敗退し、GSWが弱体化した2019-20シーズンでもロサンゼルス・レイカーズ相手に敗北を喫しました。ここまでくるとステフィン・カリーの被害者代表ですね。彼が優勝リングを指にはめる日は果たしてやってくるのでしょうか…。とか思っていた今シーズン1月。ついにハーデンが動きました。超大型トレードの結果、史上屈指のボールハンドラーカイリー・アービングと最強のスコアラーケビン・デュラントがいるブルックリン・ネッツに彼は移籍したのです。初めのうちはボールの取り合いになるのではないかと危惧されいたネッツですが、ハーデンがPGの役割、つまりパス回し中心の立ち回りをすることで平均得点リーグ1位の最強オフェンシブチームが完成しました。もちろんハーデン自身でも得点が可能なので本当に恐ろしいチームです。
今シーズンネッツはレギュラーシーズン東カンファレンス2位の強豪チームに成長し、優勝候補の一つにも名が挙がっています。プレーオフでネッツがどこまで駒を進めるのか、またハーデンがどれだけ活躍するのか。今年のプレーオフも目が離せません。
最後に、紹介した選手たちのハイライト動画を貼っておきます。気になった選手がいたらチェックしてみてください。ではまた次回お会いしましょう!